【書評・感想文】些細な出会いと些細ではない恐怖の物語

 管理人:宴
ご来訪に感謝。
ところで、こんなことを思う時がないだろうか?
 

 

  •  平凡な暮らしに飽きた。
  • 出会い系をやってみたい。
  • やっぱホラーっていいよね。
 
ちょうどよかった!

今回の記事は『【書評・感想文】些細な出会いと些細ではない恐怖の物語』である。

 

 

 

 

 

些細な出会いと些細ではない恐怖の物語

 

道端に捨てられていた子犬にミルクをあげている女子大生と、怖い話って惹かれるよね。

 

どうも、である。

 

 

今回は五十嵐貴久さんの『リカ』を全力で紹介していこうと思う。

 

あらすじ

 妻子を愛する42歳の平凡な会社員、本間は、出来心で始めた「出会い系」で「リカ」と名乗る女性と知り合う。しかし彼女は、恐るべき“怪物”だった。長い黒髪を振り乱し、常軌を逸した手段でストーキングをするリカ。その狂気に追いつめられた本間は、意を決し怪物と対決する。

 

 
出来心だったんです…
 

 

リカとは

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リカ』は、ページ数406ページの些細な出会いから始まる恐怖の物語である。

 

 

 

 

登場人物

 

本間隆雄

印刷会社『東洋印刷社』の営業部副部長。

出会い系に手を染めてしまったばかりに、散々な目に。

 

リカ

本間と出会い系で知り合った女性。

 

 

キーワード

 

出会いサイト

通称、出会い系。

システムはほとんどマッチングアプリのようなものだが、アングラ感が強く、危ない目にあうことも多々あった、らしいよ

 

ハンドルネーム

ネット全般で使用する名前。

出会いサイトで、本間は『本田たかお』という名前を使っていた。

 

ストーキング

想いが強すぎるあまり、相手の気持ちを無視して好き好きアタックを行うこと。

待ち伏せ、追いかけ、住所特定など、その努力は報われることも、誰かに認められることもない。

 

 
出会い系は自己責任で。
 

 

書評+感想文

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出会い系リカさんの恐怖に打ち震える物語。

 

もしもある日、僕が何の気なしに街を闊歩していた時、急に、が生えていて、一つ目で、肌の色がくて、でもどこか寂しそうな巨大な化物が現れたとしたら、恐ろしさのあまり声も出せないことだろう。

おそらくだが、八つ裂きにされてしまうのだと思う。

 

けれども、リカさんただの化物とは違う。

恐怖のあまり、さん付けにさせてもらっているがリカさんは、出会い系をし、愛を求めていた一般女性である。

だからこそ、本作は怖い

 

悪霊や心霊ならば、何をしてもおかしくないとは思うが、本作が描くのは人間だからこその恐怖

それは先が読めない恐怖である。

 

もちろん本作は出会い系の怖さ、という着眼点もあるが、もはやそんなのどうでもいい程の恐怖に、僕はあっという間に支配されてしまった。

 

まぁ、結婚しておきながら、出会い系に手を出す男が自業自得なのかもしれないが…もうやめてあげて、リカさん!

本間は限界だよ!

 

 
ぜひ読んでみてね!
 

 

 


 


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