関西弁とゾウが叶える夢。

 
ご来訪に感謝。
ところで、こんなことを思う時がないだろうか?
 

 

  • 自分を変えたい。
  • ガネーシャを信仰したい。
  • 啓発本のような小説を読みたい。

 

ちょうどよかった。

そんな人にオススメの小説がある。

水野 敬也さんの『夢をかなえるゾウ』だ。

 

あらすじ

「お前なぁ、このままやと2000%成功でけへんで」ダメダメなサラリーマンの前に突然現れた関西弁を喋るゾウの姿をした神様“ガネーシャ”。成功するために教えられたことは「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかりで…。ベストセラー『ウケる技術』の著者が贈る、愛と笑いのファンタジー小説。(「BOOK」データベースより)

 

夢をかなえるゾウ

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小説に定義や形は存在しないと思っている。とくに近年では、純文学と大衆小説の境が曖昧になり、文学とエンターテイメントの可能性はムササビが羽ばたく時のようにブワァッと広がりつつある。

 

自分の中に吸収する。

そんな時代に本作は投げ込まれた。こんなのどうですか。僕はそのメッセージをダイビングキャッチで受け取り、自分の中に吸収する。

 
何だこれは。小説のような、啓発本のような呈でコントを繰り広げておられるではないか。楽しそうではないか。

 

わちゃわちゃとした。

わちゃわちゃとした僕と破天荒なガネーシャのやり取りに僕は我を忘れて笑う。公共交通機関で読む時は注意が必要である。かわいそうな目で見られ、束の間のショートトークのネタにされるかもしれない。

 
自らを神と名のるガネーシャ。成功したいと強く願う僕。この2人のショートコントは本作を新しく開かれた活字の世界へと、僕を導いていった。

 

 
 素晴らしい世界だ。
 

 

成功者とは。

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『成功者はこれをやっている』

 

本やネットに溢れる成功者の体験談には興味を惹かれてしまう。誰でも失敗するよりは成功したいはずである。

 

成功者の真似をする人は。

ところが、実際に成功者の真似をする人はごく一部。やったとしても、霧島がやっていた部活のように、すぐに辞めてしまう人が多いのではないだろうか。

 

実感しにくかったり、「本当にこれで成功するのか?」という疑問がすぐ側で、守護霊のように離れてくれないからだ。それは失敗ばかりの負け犬たちのやる気を根こそぎ奪っていく。 

 

ガネーシャの出す課題。

ガネーシャの出す課題は、所謂そういうものだ。だ、だるい。それをやるぐらいならパワースポット巡りをしていた方がマシなのでは。僕はそう思った。

 

ところが、主人公はなんだかんだ課題に取り組み、一皮剥けていく。あれ...効果あるのか? 僕の中に一抹の期待が生まれた瞬間だ。

 

ただでもらう。

しかも、どの課題も難問ではあるが、実行できなくはない課題ばかり。ガネーシャの言うことも説得力があるし、やってみようかという意欲に駆られる。

 
早速、『ただでもらう』という課題に挑戦してみた。が、見事に何も貰えなかった。オツベルと象ぐらい悲しい。

 

 
仕方ないからパン屋でパンの耳を貰った。