本と宴





夢と前兆を信じるということ。

 
ご来訪に感謝。
ところで、こんなことを思う時がないだろうか?
 

 

  • 旅に出たい。
  • ピラミッドを目指したい。
  • 夢と前兆を信じたい。

 

ちょうどよかった。

そんな人にオススメの小説がある。

パウロ・コエーリョさんの『アルケミスト-夢を旅した少年』だ。

 

あらすじ

羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて。長い時間を共に過ごした羊たちを売り、アフリカの砂漠を越えて少年はピラミッドを目指す。「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」「前兆に従うこと」少年は、錬金術師の導きと旅のさまざまな出会いと別れのなかで、人生の知恵を学んで行く。欧米をはじめ世界中でベストセラーとなった夢と勇気の物語。(「BOOK」データベースより)

 

アルケミスト-夢を旅した少年

f:id:s-utage:20210410053128j:plain

旅というのはいいものだ。知らない土地での出来事や出会いは、知見を柔軟体操のように広げてくれる。慣れ親しんだ場所では、決して見られなかった景色だ。

 

いろんな景色を見た。

サンチャゴも旅の途中でいろんな景色を見た。

 

今の時代のように便利な移動手段があるわけではないし、莫大な費用もかかる旅は苦難の連続。人生とはこうも波瀾万丈なのか、としみじみしてしまう。

 

強く望み、突き進んでいく。

けれどサンチャゴは前兆に従い、ピラミッドを目指し続けた。時には今いる場所に安堵し、時には挫けそうにもなった。それでもサンチャゴは強く望み、突き進んでいく

 

その姿は冒険者として、1人の人間としての偉大な強さ。そして信じることがどれだけ大事で強靭なものなのかを訴えかけてくる。

 

 
その果てにはサンチャゴにとって、かけがえのないものがあった。
 

 

強く望むこと。

f:id:s-utage:20210410053124j:plain

目標や目的をもっている人は眩しい。そんな人に出会うと、人間なのか、太陽なのか、それともLEDなのか、よくわからなくなって困る。眼科に行ったほうがいいのかもしれない。

 
けれど世間には誘惑がところ狭しと蠢いている。

 

誘惑の魔の手。

サンチャゴにも誘惑の魔の手が優しく差し伸べられ、その都度心を動かされてしまう。人間なのだから仕方がないことである。

 
僕もやることがあるはずなのに、スマホやテレビが邪魔をしてきたりする。一体何の恨みがあるというのだ。話してみるといい奴らだったので、ついつい可愛がってしまうのたけれど。

 
苦心してピラミッドへ行くよりも、この場所にいた方がいいのではないか。ここが最高の場所なのではないか。スマホのゲーム面白すぎではないか。

 
サンチャゴは揺れ動く。

 

何かを強く望めば。

そんな時、前兆は彼を千尋の谷に突き落とすかのように後押しする。

 
「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」

 
前兆と様々な出会いに後押しされたサンチャゴは強く望む。

 
想いとはそれほどまでに人間を突き動かすものなのだと、僕はサンチャゴの旅を通して学んだ。

 

 
ありがとうサンチャゴ。