人生とは一匹の猫と不思議な出会い。

 
ご来訪に感謝。
ところで、こんなことを思う時がないだろうか?
 
  • 最近同じ夢をよく見る。
  • 最近不思議な出会いをした。
  • いくじなし。

 

ちょうどよかった。

そんな人にオススメの小説がある。

それは『住野 よる』さんの…

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ばーん!

 

また、同じ夢を見ていたとあらすじ。

「人生とは和風の朝ごはんみたいなものなのよ」小柳奈ノ花は「人生とは~」が口癖のちょっとおませな女の子。ある日、彼女は草むらで一匹の猫に出会う。そしてその出会いは、とても格好いい“アバズレさん”、手首に傷がある“南さん”といった、様々な過去を持つ女性たちとの不思議な出会いに繋がっていき―。大ベストセラー青春小説『君の膵臓をたべたい』の住野よるが贈る、幸せを探す物語。(「BOOK」データベースより)

 

 

どんな話?

小学生にして人生を知り尽くしているような小柳奈ノ花。「人生とは」を一日一回以上言わなければ死んでしまう呪いをかけられたように人生を慮る。ととのいました!

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そんな奈ノ花は、今日も友達の猫と一緒に『南さん』『アバズレさん』『おばあちゃん』に会いにいく日々を送る。あれ、学校に友達いないのかな?

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けれど、夢のような日々は永遠ではない。警告は既に発せられている。気をつけるのだ、奈ノ花よ。それ以上は危険だ!

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ここがおもしろい。

 
  • 人生とは何か。
  • 強いぞ、奈ノ花。
  • 南さん、アバズレさん、おばあちゃん。

 

人生とは何か。

 

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いくつになっても人生に迷う時がある。交番に行っても道を教えてくれることはないので、僕は途方にくれる。

 
ところが、打って変わって奈ノ花は人生を知り尽くしている。人生をよく語り出す。と、思いきやこれは…謎かけ? 上手いこと言っているだけではないか。よくもこんな思いつくものだ。

 
次は何を言い出すのか。こちらも答えを考えながら、つい楽しみになっている自分がいる。

 

 
人生とかけました。
 

 

強いぞ、奈ノ花。

 

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鉄板のように強い人にはついつい憧憬の念を抱いてしまう。格闘技の選手のような肉体的な強さもそうだし、スポーツ選手のような精神的な強さにも惹かれてやまない。だが、そもそも強さとは何だろうか。どんな強敵をも打ち倒せる力だろうか。どんな困難も乗り越えられる勇気なのだろうか。

 

確かに奈ノ花は強い。序盤に出てくるスライムならなんぼでも狩れる強さをもっているし、ひのきのぼうで魔王を倒せる資質もある。

 
けれど、その強さは刺々しくて痛い。他人はそれを暴力と判定してしまうかもしれない。そして、それは誰かを傷つけてしまうかもしれない

 
既に危険信号は発せられている。不安要素たっぷりの奈ノ花に心配性な僕は、常にハラハラを抱いてやまない。これがいつ爆発するのか、怖くて仕方がないのである。

 

 
ハラリハラリ。
 

 

南さん、アバズレさん、おばあちゃん。

 

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奈ノ花の強さは自分自身をも傷つける諸刃の剣。蓄積された痛みは、大人になってもまた自分自身を傷つけてしまうかもしれない。


でも大丈夫

 

彼女にはその強さを別の方向へと変える賢さと舵を持っている。南さん、アバズレさん、おばあちゃん。彼女たちは、奈ノ花の背中をそっと押す。だから心配はいらない。

 

これからの奈ノ花がどうなっていくのか。それは薔薇の下で

 

 
秘密だ。 

 

まとめ。

 

何だか眩しくて目を開けると朝。何だろうか、この気持ちは。低血圧の気怠さと共に頭へとよじ登っていく妙な感情。悲しいような、切ないような。

 

僕は大抵、夢の内容を掛け算の九九のように覚えていない。7の段が特に厳しい。ただ、夢の中の気持ちは起きてからも残っているのだと思う。それが僕を漠然とした儚い心持ちにさせている。夢は所詮夢かもしれないけれど、今生きている現実に影響を与えるものなのかもしれない。

 

小柳奈ノ花が出会った『南さん』『アバズレさん』『おばあちゃん』

彼女たちは、また、同じ夢を見る

 

その夢は今という時間をガツン! と揺らす。過去は過去。今は今。夢は夢。彼女たちは今という時間を奈ノ花と共に歩いていく。楽しく笑いながら。

 
奈ノ花は小学生にしては大人びている。同級生から見れば、自分たちと少し違っている奈ノ花が怖い存在だったのかもしれないし、ただ単にいけすかない存在だったのかもしれない。


そんな爆弾のような彼女をそっと包み込んだ夢は、とても優しく奈ノ花に寄り添う。その夢たちを奈ノ花には、いつまでも忘れないでいてほしいと思う。

 

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