本と宴





【おすすめ本】誰に頼まれたわけでもないけれど、ただただ紹介したくなったので『#名刺代わりの10選』を紹介しよう

管理者:宴

ご来訪に感謝。

ところで、こんなことを思う時がないだろうか?

 

 

  • 名刺代わりの10選とは?
  • 名刺代わりの10選を選びたい。
  • 宴の名刺代わりの10選が見たい。

 

ちょうどよかった!

そんな人におすすめの10選がある。

 

#名刺代わりの10選

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『桃太郎電鉄のキングボンビー』と『名刺』って人にあげてしまいたくて仕方がないよね。

どうも、宴だよ。

 

注意

キングボンビーがついてもやる気をなくすのはご法度だよ。

 

今回はTwitterの読書アカウント、通称『読書垢』の間でロングセラーのハッシュタグ『#名刺代わりの10選』を紹介したいと思う。

 

管理者:宴
こんな感じだよ⇩ 

 

 

 

学問/山田 詠美

あらすじ

東京から引っ越してきた仁美、リーダー格で人気者の心太、食いしん坊な無量、眠るのが生き甲斐の千穂。4人は友情とも恋愛ともつかない、特別な絆で結ばれていた。一歩一歩、大人の世界に近づく彼らの毎日を彩る生と性の輝き。そして訪れる、それぞれの人生の終わり。高度成長期の海辺の街を舞台に4人が過ごしたかけがえのない時間を、この上なく官能的な言葉で紡ぐ、渾身の長編。

 

4人の関係は何とも呼べない。友達のような恋人のような、どこかしらふわふわしているようにも感じる。けれど、決してほどけないかた結びされた絆。それが練乳でもかけて食べてしまいたいぐらいに愛おしい。彼らの成長と共に美しく妖艶に彩られる言葉たちが、彼らの物語を学問へと変えていく一冊だ。

 

管理者:宴
家宝にしよう。 

 

寡黙な死骸 みだらな弔い/小川 洋子

あらすじ

息子を亡くした女が洋菓子屋を訪れ、鞄職人は心臓を採寸する。内科医の白衣から秘密がこぼれ落ち、拷問博物館でベンガル虎が息絶える―時計塔のある街にちりばめられた、密やかで残酷な弔いの儀式。清冽な迷宮を紡ぎ出す、連作短篇集。

 

表題の不穏さに、おそるおそる読んでみると、そこにはホラーやサスペンスとは一味違う物語が展開されていた。何も語らない死骸と物語に不思議な違和感が心地よい。喉に何か引っかかっている感触がするけれど全然嫌な感じがしない。もっと引っ掛かれー、と懇願するほどに。

 

管理者:宴
丁度いい不穏さで。
 

 

痴人の愛/谷崎 潤一郎

あらすじ

生真面目なサラリーマンの河合譲治は、カフェで見初めた美少女ナオミを自分好みの女性に育て上げ妻にする。成熟するにつれて妖艶さを増すナオミの回りにはいつしか男友達が群がり、やがて譲治も魅惑的なナオミの肉体に翻弄され、身を滅ぼしていく。大正末期の性的に解放された風潮を背景に描く傑作。

 

譲治と僕は、ナオミという女性にすっかりまいってしまった。いまいちよくわからない状況だとしても、それが最善だと思えばナオミに土下座すらもできると思う。いえいえ、むしろさせてくれませんか? とお願いするかもしれない。翻弄しようと思っていたら翻弄されていた。現代でこそ、こういう女性は数多くいるものではあるが、大正時代にもいたとは驚きである。

 

管理者:宴
女性強し。 

 

女の一生〈1部〉キクの場合/遠藤 周作

あらすじ

余りにも短く清らかな愛の生涯。愛のためにすべてを捧げた女のひたむきさ。切支丹弾圧の長崎を舞台にくりひろげられる名作長篇。

 

日本が過去に行っていたキリシタンの弾圧。残虐非道極まる仕打ちは見るに堪えない。目を背けたくなる時代の最中、キクはキリシタンに愛おしい恋をした。身を引きちぎるような想いは、ただただ一途で神のように貴い愛。心に痣のように残った想いを、時代に阻まれたキクの愛を、僕はずっと忘れないことだろう。

 

管理者:宴
こんな愛、見たことがない。 

 

私を知らないで/白河 三兎

あらすじ

中2の夏の終わり、転校生の「僕」は不思議な少女と出会った。誰よりも美しい彼女は、なぜか「キヨコ」と呼ばれてクラス中から無視されている。「僕」はキヨコの存在が気になり、あとを尾行するが…。少年時代のひたむきな想いと、ままならない「僕」の現在。そして、向日葵のように強くしなやかな少女が、心に抱えた秘密とは―。メフィスト賞受賞の著者による書き下ろし。心に刺さる、青春の物語。

 

本作で描かれているのは紛れもない青春である。だが、あまり明るくないし、塩梅がよくない。「僕」と「キヨコ」の歯がゆい関係、未だ大人になりきれていないからこそのひたむきな想い、私を知らないで、という胸を抉るキラーワード。キヨコは知っていたのだろうか。人間は拒否すれば拒否するほど、知りたくなる好奇心と優しさで溢れているということに。

 

管理者:宴
僕は知ってしまった。
 

 

斜陽/太宰 治

あらすじ

敗戦直後の没落貴族の家庭にあって、恋と革命に生きようとする娘かず子、「最後の貴婦人」の気品をたもつ母、破滅にむかって突き進む弟直治。滅びゆくものの哀しくも美しい姿を描いた『斜陽』は、昭和22年発表されるや爆発的人気を呼び、「斜陽族」という言葉さえ生み出した。

 

どんな状況になろうとも、今までに培われてきた気品さが消えることはない。だからこそ本作が醸し出す切なさと、落ちてゆく悲しみにやりきれなくなる。この先、どんなに時代が進もうとも、どんなに凄腕の小説家に出会おうとも、どんなに心を揺さぶる小説に出会おうとも、本作が与えてくれるものは不変なのではないだろうか。

 

管理者:宴
僕も没落した気分。
 

 

ツ、イ、ラ、ク/姫野 カオルコ

あらすじ

地方。小さな町。閉鎖的なあの空気。班。体育館の裏。制服。渡り廊下。放課後。痛いほどリアルに甦るまっしぐらな日々―。給湯室。会議。パーテーション。異動。消し去れない痛みを胸に隠す大人達へ贈る、かつてなかったピュアロマン。恋とは、「堕ちる」もの。

 

今まで恋の墜落現場を目撃したことがなかったのだけれど、こんなにも劇的で、こんなにもドラマティックなものだとは知らなかった。コロコロと移り変わるクラスメイトの視点から見る準子は、田舎と学校という閉鎖空間の怖さともやもやとした感情に打ちのめされ、通知表に悲劇的の項目があれば★5。備考欄には「素敵な恋を見せていただきました」と書いておきたい。

 

管理者:宴
最高の恋愛小説。 

 

告白/町田 康

あらすじ

人はなぜ人を殺すのか―。河内音頭のスタンダードナンバーにうたいつがれる、実際に起きた大量殺人事件「河内十人斬り」をモチーフに、永遠のテーマに迫る著者渾身の長編小説。第四十一回谷崎潤一郎賞受賞作。

 

思弁的な主人公に共感、感情移入していったらパンク寸前。現代でも聞いたことのある、上手くご時世を生きられない悲痛な叫びに、うおおお、と狼狽えてみても誰も助けてくれやしない。そんな主人公の凶行は今でも世にうたいつがれている。河内音頭のスタンダードナンバー『河内十人斬り』。主人公は一体どんな気持ちで、それを眺めているのだろうか。

 
管理者:宴
あかんではないか。 

 

凍りのくじら/辻村 深月

あらすじ

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う一人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき―。

 

ドラえもんを愛する理帆子の少し不思議な物語には、エピソードや道具名などが散らばっていて、思わずニヤリとしてしまうこともしばしば。そんな彼女の世界の視界が狭くてなんだか見ずらい。ところが全てをひっくり返してしまうような温かい光を浴びた時、彼女の世界は開国宣言をし、僕は物語の変貌にただただ驚くのであった。ドラえもんが地球破壊爆弾を出した時以来の驚きだ。

 

管理者:宴
ま、眩しい。
 

 

また、同じ夢を見ていた/住野 よる

あらすじ

「人生とは和風の朝ごはんみたいなものなのよ」小柳奈ノ花は「人生とは~」が口癖のちょっとおませな女の子。ある日、彼女は草むらで一匹の猫に出会う。そしてその出会いは、とても格好いい“アバズレさん”、手首に傷がある“南さん”といった、様々な過去を持つ女性たちとの不思議な出会いに繋がっていき―。大ベストセラー青春小説『君の膵臓をたべたい』の住野よるが贈る、幸せを探す物語。

 

夢は今を生きている現実に影響を与えるものなのかもしれない。小学生にしては大人びている小柳奈ノ花。同級生からすれば、自分たちと少し違っている奈ノ花が怖い存在だったのかもしれない。そんな爆弾のような彼女をそっと包み込んだ夢は、とても優しく奈ノ花に寄り添う。その夢たちを奈ノ花には、いつまでも忘れないでいてほしいと思う。

 
管理者:宴

奈ノ花がどうなっていくのかは薔薇の下で。

 

 


 


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