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【おすすめ本】『2021年版 #名刺代わりの小説10選』のご紹介

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ご覧いただきありがとうございます。

本と宴へようこそ。

管理者:宴
ところで、『桃太郎電鉄のキングボンビー』と『名刺』って…人にあげたくなるよね!
 

どうも、宴です。

キングボンビーがついてもやる気をなくしてはダメ。それはゲームをやる人のモラルとして、それなりの罰を与えられても仕方がない行為だよ。だから不貞腐れずキングボンビーと交流を深めよう!

 

ということで、今回は宴の『2021年版 #名刺代わりの小説10選』をご紹介させていただきます。

 

 

 

 

#名刺代わりの小説10選

管理者:宴
『#名刺代わりの小説10選』はTwitterの読書垢の間で一世を風靡したハッシュタグだよ! ⇩⇩こんな感じ。
 

 

学問/山田詠美

あらすじ

東京から引っ越してきた仁美、リーダー格で人気者の心太、食いしん坊な無量、眠るのが生き甲斐の千穂。4人は友情とも恋愛ともつかない、特別な絆で結ばれていた。一歩一歩、大人の世界に近づく彼らの毎日を彩る生と性の輝き。そして訪れる、それぞれの人生の終わり。高度成長期の海辺の街を舞台に4人が過ごしたかけがえのない時間を、この上なく官能的な言葉で紡ぐ、渾身の長編。

管理者:宴
友達のような恋人のような解けない絆で結ばれた四人。彼らの成長と共に彩られていく言葉が美しく映える。インスタ映えにいいかも。
 

 

寡黙な死骸 みだらな弔い/小川洋子

あらすじ

息子を亡くした女が洋菓子屋を訪れ、鞄職人は心臓を採寸する。内科医の白衣から秘密がこぼれ落ち、拷問博物館でベンガル虎が息絶える―時計塔のある街にちりばめられた、密やかで残酷な弔いの儀式。清冽な迷宮を紡ぎ出す、連作短篇集。

管理者:宴
何かが喉に引っ掛かる連作短編集。何も語らない死骸と物語に感じる不思議な違和感が心地よい。ホラーでもサスペンスでもない密やかな不穏がここにはある!
 

 

痴人の愛/谷崎 潤一郎

あらすじ

生真面目なサラリーマンの河合譲治は、カフェで見初めた美少女ナオミを自分好みの女性に育て上げ妻にする。成熟するにつれて妖艶さを増すナオミの回りにはいつしか男友達が群がり、やがて譲治も魅惑的なナオミの肉体に翻弄され、身を滅ぼしていく。大正末期の性的に解放された風潮を背景に描く傑作。

管理者:宴
翻弄しようと思っていたら翻弄されていてびっくり! こんな小悪魔、いや、怪物が大正時代にもいたなんて... 

 

女の一生〈1部〉キクの場合/遠藤 周作

あらすじ

余りにも短く清らかな愛の生涯。愛のためにすべてを捧げた女のひたむきさ。切支丹弾圧の長崎を舞台にくりひろげられる名作長篇。

管理者:宴
残酷なキリシタン弾圧があった時代、キクはキリシタンに恋をした。身を引きちぎるような想いは、まるで神のように尊い愛。こんな愛見たことがないよ!
 

 

私を知らないで/白河 三兎

あらすじ

中2の夏の終わり、転校生の「僕」は不思議な少女と出会った。誰よりも美しい彼女は、なぜか「キヨコ」と呼ばれてクラス中から無視されている。「僕」はキヨコの存在が気になり、あとを尾行するが…。少年時代のひたむきな想いと、ままならない「僕」の現在。そして、向日葵のように強くしなやかな少女が、心に抱えた秘密とは―。メフィスト賞受賞の著者による書き下ろし。心に刺さる、青春の物語。

管理者:宴
「僕」と「キヨコ」の未だ大人になりきれていないからこそのひたむきで歯がゆい関係が切ない。私を知らないで、という胸を抉るキラーワードがさらに切なさを引き寄せる!
 

 

斜陽/太宰 治

あらすじ

敗戦直後の没落貴族の家庭にあって、恋と革命に生きようとする娘かず子、「最後の貴婦人」の気品をたもつ母、破滅にむかって突き進む弟直治。滅びゆくものの哀しくも美しい姿を描いた『斜陽』は、昭和22年発表されるや爆発的人気を呼び、「斜陽族」という言葉さえ生み出した。

管理者:宴
培われてきた気品さは消えることはない。でも、だからこそやりきれなくなる。この先、どんなに時代が進もうとも、本作が与えてくれる感傷は不変だ。 

 

ツ、イ、ラ、ク/姫野 カオルコ

あらすじ

地方。小さな町。閉鎖的なあの空気。班。体育館の裏。制服。渡り廊下。放課後。痛いほどリアルに甦るまっしぐらな日々―。給湯室。会議。パーテーション。異動。消し去れない痛みを胸に隠す大人達へ贈る、かつてなかったピュアロマン。恋とは、「堕ちる」もの。

管理者:宴
今まで恋の墜落現場を目撃したことがなかったのだけれど、こんなにも劇的で、こんなにもドラマティックなものだとは。閉鎖的な田舎の怖さとモヤモヤが、そのドラマを最高潮に引き立てる!
 

 

告白/町田 康

あらすじ

人はなぜ人を殺すのか―。河内音頭のスタンダードナンバーにうたいつがれる、実際に起きた大量殺人事件「河内十人斬り」をモチーフに、永遠のテーマに迫る著者渾身の長編小説。第四十一回谷崎潤一郎賞受賞作。

管理者:宴
現代でもきいたことのあるような、上手くご時世を生きられない悲痛で思弁的な叫びに慄き狼狽える。河内音頭のスタンダードナンバー『河内十人斬り』、主人公は今一体どんな気持ちで、それを眺めているのだろうか?
 

 

凍りのくじら/辻村 深月

あらすじ

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う一人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき―。

管理者:宴
いたる所にドラえもんのエピソードや道具が転がっていてニヤリ。そして、すべてをひっくり返してしまうような光に、ドラえもんが地球破壊爆弾を出した時以来の驚きを覚える! 

 

また、同じ夢を見ていた/住野 よる

あらすじ

「人生とは和風の朝ごはんみたいなものなのよ」小柳奈ノ花は「人生とは~」が口癖のちょっとおませな女の子。ある日、彼女は草むらで一匹の猫に出会う。そしてその出会いは、とても格好いい“アバズレさん”、手首に傷がある“南さん”といった、様々な過去を持つ女性たちとの不思議な出会いに繋がっていき―。大ベストセラー青春小説『君の膵臓をたべたい』の住野よるが贈る、幸せを探す物語。

管理者:宴
小学生にしては大人びた奈ノ花。爆弾のような彼女を優しい夢たちがそっと包み込む。その後、どうなるのかは薔薇の下で。