【2021】Kindle Unlimitedで読めるおすすめ小説10選

 管理人:宴
ご来訪に感謝。
ところで、こんなことを思う時がないだろうか?
 

 

  • Kindle Unlimitedに興味がある。
  • Kindle Unlimitedで読める小説を知りたい。
  • おすすめの小説を知りたい。

 

ちょうどよかった!

今回は『Kindle Unlimitedで読めるおすすめ小説10選』を紹介しよう。

 

 

 

 

 

Kindle Unlimitedで読めるおすすめ小説10選

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Kindle Unlimitedとは、アマゾンが提供している書籍・コミック・雑誌が読み放題という画期的なサービスである。200万冊以上が読み放題の対象。

 

けれど、一体どういった本が読み放題になっているのか、気になる人もいることであろう。

 

というわけで、今回は『Kindle Unlimitedで読めるおすすめ小説10選』をご紹介。

 

※読み放題の対象作品は定期的に入れ替わるので、まぁ、こういうような作品が読めるよ、という参考程度にお考え下さい。ちなみに紹介していくのは2021年5,6月付近の対象作品。

 

 

ハサミ男/殊能 将之

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。(「BOOK」データベースより)

 

感想書評

猟奇殺人鬼が思いがけない殺人に出会う物語。

 

数いるサイコキラーの中でも、僕はハサミ男に夢中である。ご飯を食べるかのように当たり前に死を日常に取り入れたり、現実か幻覚なのか曖昧に揺れる世界観は他のサイコキラーと一線を画している。

 

そんなハサミ男に僕は騙され、虜にさせられてしまった。時代が時代ならば、ハサミ教なる新興宗教をおこしていたことであろう。

 

 
最初から騙されていた。 

 

クジラアタマの王様/伊坂 幸太郎

製菓会社に寄せられた一本のクレーム電話。広報部員・岸はその事後対応をすればよい…はずだった。訪ねてきた男の存在によって、岸の日常は思いもよらない事態へと一気に加速していく。不可思議な感覚、人々の集まる広場、巨獣、投げる矢、動かない鳥。打ち勝つべき現実とは、いったい何か。巧みな仕掛けと、エンターテインメントの王道を貫いたストーリーによって、伊坂幸太郎の小説が新たな魅力を放つ。(「BOOK」データベースより)

 

感想書評

夢と現実が密接に交差していく物語。

 

ファンタジーの無情さあり、現実のしがらみあり、笑いもあり。盛りだくさんの内容の中で光り輝くのは不思議な繋がり。これは妄想なのか、現実なのか、夢なのか。岸が辿り着いた答えは物語の根幹を揺るがす。

 

まるで今(2021年)の時代を暗示しているかのような小説である。筆者は預言者なのだろうか。

 

 
現実を頑張らねば! 

 

戦う操縦士/サン=テグジュペリ

ドイツ軍の電撃的侵攻の前に敗走を重ね、機能不全に陥ったフランス軍。危険だがもはや無益な偵察飛行任務を命じられた「私」は、路上に溢れる避難民を眼下に目撃し、高空での肉体的苦痛や対空砲火に晒されるうち、人間と文明への“信条”を抱くに至る。著者の実体験に基づく小説。(「BOOK」データベースより)

 

感想書評

戦争の中にいる「私」が人間と文明ろは何かを問う物語。

 

戦争の無情さと、そこに存在する人間は痛ましい。なぜ戦うのか。意味はあるのか。見出した真理は当事者でなければたどり着けないものであろう。そこにある説得力と事実に胸がむかむかして仕方がない。

 

筆者の運命を鑑みると、より一層考えてしまう。星の王子様とは違う筆者が垣間見える一冊だ。

 

 
戦争とは何であろうか? 

 

ギフト/原田 マハ

忙しさの中で見落としている「贈り物」をあなたへ。第1回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞、『カフーを待ちわびて』の著者が贈る、珠玉のショートストーリー。(「BOOK」データベースより)

 

感想書評

筆者が与えてくれた『ギフト』という名の短編集。というギフト。

 

一つ一つの物語はとても短いが、その中に詰まっている温かさは太陽のように大きく、幸せな余韻を何度も何度も味わうことができる。本作があれば冬でも暖房器具はいらないのではないだろうか。

 

短編だからこそじわりとくる優しさに、最上級の幸せを感じた一冊だ。

 

 
こんなギフトを誰かください。 

 

 

葉桜の季節に君を想うということ/歌野 晶午

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たして―。あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です。(「BOOK」データベースより)

 

感想書評

詐欺事件を中心にまわる恋の物語。

 

本作に出てくる詐欺という悪意はいろんな人を不幸にし、傷つけ、騙してはぶん殴る。畜生、居た堪れないではないか! と憤っていたら、なんということでしょう。度々変わる語り手たちの暗躍もあって、見事に騙されてしまった。詐欺ではないか。

 

僕も生きている限り『何でもやってやろう屋』を続けていくことにしよう。

 

 
やってみないとわからないのだから。 

 

夜は短し歩けよ乙女/森見 登美彦

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。(「BOOK」データベースより)

 

感想書評

歩き続ける乙女を追う物語。

 

キングオブ乙女コンテストがあれば満場一致で優勝してしまう程の乙女に恋をした先輩の気持ちはわからないでもないが、ほとんどストーカーである。そんな先輩の恋心は筆者の言葉の魔術によって、とても純粋なものに感じた。あかん、これはあかん。ストーカーの気持ちに理解をしめすということは、僕もストーカーの素質があるのかもしれないではないか。予備軍ではないか。

 

しっちゃかめっちゃかな二人とその周辺は、予測のつかない運命によって、きっと今日もしっちゃかめっちゃかしていることだろう。いつか京都に行き、たまたま通りかかった時にでも確認することにしよう。

 

 
乙女は行くよ、どこまでも。
 

 

ペンギン・ハイウェイ/森見 登美彦

ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどいろいろなことを知っている。毎日きちんとノートを取るし、たくさん本を読むからだ。ある日、ぼくが住む郊外の街に、突然ペンギンたちが現れた。このおかしな事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした―。少年が目にする世界は、毎日無限に広がっていく。第31回日本SF大賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

 

感想書評

研究熱心なぼくのペンギンとお姉さんの研究の物語。

 

大人顔負けの利発な小学生がペンギンを生み出すお姉さんを研究する、という発想がどこから出てきたのか。森見先生の発想とユニークさには感嘆するしかない。少年の研究は、やがて悲しいエウレカにたどり着く。ひょっとして、と頭を掠める展開が、終盤になるにつれ、僕と少年の涙腺を刺激した。少年は泣かなかったけれど、代わりに僕が泣いた。

 

彼はこれから、どんなペンギンハイウェイを走り、どんな大人になっていくのか。期待がふくらんで、今にも爆発しそうである。

 

 
ペンギンが可愛い。
 

 

老人と海ヘミングウェイ

キューバの老漁夫サンチャゴは、長い不漁にもめげず、小舟に乗り、たった一人で出漁する。残りわずかな餌に想像を絶する巨大なカジキマグロがかかった。4日にわたる死闘ののち老人は勝ったが、帰途サメに襲われ、舟にくくりつけた獲物はみるみる食いちぎられてゆく…。徹底した外面描写を用い、大魚を相手に雄々しく闘う老人の姿を通して自然の厳粛さと人間の勇気を謳う名作。(「BOOK」データベースより)

 

感想書評

老人と海の対話のような闘いを描いた物語。

 

自然と僕ら人間は共存している。そんな自然の筆頭株主である海。老人は怯えるの『怯』すらおくびにも出さず、海と語り合うように立ち向かう。その姿は人間の強さと漁夫としてのプライドを垣間見せてくれる。4日間にわたるカジキマグロとの死闘、獰猛なサメ、壮大な海。自然の力という脅威は、やはり底がしれない。が、老人も底なんて知らなかった。

 

一見、海と老人の戦いは無謀にも思えるけれど、僕はそれを勇気なのだと称えたい。

 

 
海も老人も偉大だ。 

 

午前零時のサンドリヨン/相沢 沙呼

ポチこと須川くんが一目惚れしたクラスメイトの女の子、不思議な雰囲気を纏う酉乃初は、凄腕のマジシャンだった。放課後にレストラン・バー『サンドリヨン』で腕を磨く彼女は、学内の謎を抜群のマジックテクニックを駆使して解いていく。それなのに、人間関係には臆病で心を閉ざしがち。須川くんは酉乃との距離を縮められるのか―。“ボーイ・ミーツ・ガール”ミステリの決定版。第19回鮎川哲也賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

 

感想書評

ミステリとマジックと青春に溢れた物語。

 

学内で起きた事件はそれぞれの心が抱えた不安が形作られたもの。それは誰もが持っているかもしれない不穏な不安。マジシャンである酉乃初の魔法は、脆くてくずれそうな夢に後押しされ、驚きと想いを伝える。不安なんか、一緒に打ち倒してしまおうぜ、とでも言うかのように。

 

魔法が上手くいかなかったり、効きにくい相手もいるかもしれないが、そんな時は魔法をかけて貰えばいい。魔法が上手く使えなくても、酉乃初は酉乃初に変わりはないのだから。

 

 
僕も魔法をかけてもらいたい。
 

 

ななつのこ/加納 朋子

表紙に惹かれて手にした『ななつのこ』にぞっこん惚れ込んだ駒子は、ファンレターを書こうと思い立つ。わが町のトピック「スイカジュース事件」をそこはかとなく綴ったところ、意外にも作家本人から返事が。しかも、例の事件に客観的な光を当て、ものの見事に実像を浮かび上がらせる内容だった―。こうして始まった手紙の往復が、駒子の賑わしい毎日に新たな彩りを添えていく。第3回鮎川哲也賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

 

感想書評

手紙が日常に彩りを加える物語。

 

ななつのこ、手紙、駒子の日常。三つの展開からなる本作は忙しないと思いきや、案外そうでもなく、田舎の畦道のような優しさでゆったりと流れる。ノスタルジックな世界観と主人公と不思議な女性。ファンタジーとリアルを融合したようなアンバランスさは、お風呂でいえばちょうど良いお湯加減。そこに駒子自身の、のほほん、とした性格が加われば、もう流れは、ゆったりするしかないよね、と半ば諦めモードだ。

 

そして読了後も、その余韻は続く。今日はゆっくり眠れそうだ。

 

 
日常にほんの少しの彩りを。
 

 

 


 


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