本と宴





西加奈子『さくら』から考える家族再生の方法

 管理人:宴
ご来訪に感謝。
ところで、こんなことを思う時がないだろうか?
 

 

  • 西加奈子さんが好き。
  • 『さくら』が好き。
  • 家族再生の方法を知りたい。

 

ちょうどよかった!

今回の駄文は『西加奈子『さくら』から考える家族再生の方法』だ。

 

 

 

 

さくら/西 加奈子

ヒーローだった兄ちゃんは、二十歳四か月で死んだ。超美形の妹・美貴は、内に篭もった。母は肥満化し、酒に溺れた。僕も実家を離れ、東京の大学に入った。あとは、見つけてきたときに尻尾にピンク色の花びらをつけていたことから「サクラ」と名付けられた十二歳の老犬が一匹だけ。そんな一家の灯火が消えてしまいそうな、ある年の暮れのこと。僕は、実家に帰った。「年末、家に帰ります。おとうさん」。僕の手には、スーパーのチラシの裏に薄い鉛筆文字で書かれた家出した父からの手紙が握られていた―。二十六万部突破のロングセラー、待望の文庫化。

 

 

感想書評

何か大事なものを失くしてしまった家族の物語。

 

他人からは見えにくい家族という世界観。筆者はそれを丹念にこねくりまわし、見事な演出をはかる。アカデミー小説小説をあげたいぐらいだ。

 

家族でしか分かち合えない銀幕のスターのような眩しい思い出と瓦解に、静かに心を締め付けられていく。家族の異変に、あんなに饒舌だった愛犬サクラもだんまりである。

 

時に美しく、時に儚い、けれどいつしかまた咲く。そんなさくらのような一冊だった。

 

 
具合でも悪いのかしら。
 

 

『さくら』から考える家族再生の方法

 

歴代のガリガリ君の味ぐらい、家族っていろいろあるよね。

 

どうも、宴である。

 

 

家族とは千差万別。

 

こちらの家族は仲がいいけれど、あちらの家族は政府考案の殺し合いに突如参加させられたかのように殺気立っていたりする。

 

けれど、そんな家族にだって仲の良い時があったかもしれないし、仲良くしたい、家族らしくしたいと思っているのかもしれない。

 

僕は常日頃から世界中の崩壊してしまった家族の再生を願ってやまないのだが…殺気立ってしまってはもはやどうしようもない気がする。

 

諦めるしかないのか…

 

と思っていたところ、西加奈子さんの『さくら』を読み、僕は家族再生の糸口をつかんでしまった。

 

 

家族再生の糸口

 

重要なのは愛犬サクラである。

 

家族の雰囲気が和気藹々と絶頂だった時のサクラは、楽しそうに喋っていた。

 

いきなりすぎて、え、しゃべるの? と驚いたものだが、物語は渋谷のハチ公が喋ってもおかしなことは何もないかというぐらい自然に進んでいった。

 

ところが、家族が打ちひしがれてしまった時、サクラは喋らなくなった。

 

 

サクラシステム

 

このシステムを利用すれば家族再生はお茶の子さいさい。

 

ではまず、サクラを用意して頂きたい。

 

え、できない?

 

ならば仕方がないサクラっぽい犬を用意して頂きたい。

 

なお、このシステムをサクラシステムと名付けることにする。

 

 

テンション下がるサクラ

 

ここからは簡単である。

 

まぁ、いろんな考えはあると思うが、単にサクラが喋らなかったのは家族と共にテンションが、だだ下がっていたからだ。

 

いや、だからどうした、と思われるかもしれないが、もしも事前にこのシステムがわかっていれば、サクラが喋らなくなってきたな…あ、家族やばいかも! と察知できるわけである。

 

少なくとも崩壊しないよう準備であったり、予防はできるのだ。

 

 

いやいや、すでに崩壊してるのだけれど?

 

すでに崩壊している家族の場合は少しだけ努力が必要だ。

 

 要はサクラが喋れば家族は絶頂なのだから、喋らさせればいいのである。

 

 ではどうやって喋らせればいいのか。

 

問題はそこだ。

 

 

思い出してください

 

思い出して欲しい。

 

これを読んでいる奇特で不信感たっぷりなそこの君も、生まれたばかりの頃は喋れなかったではないか。

 

そう、言葉を覚えさせるのである。

 

いやいや、待ってほしい。

 

ページを消さないでほしい。

 

実際、人間以外に喋る生き物はちゃんと存在しているのだ。

 

ポケモンのニャースしかり、狸型ロボット然り、お前にサンが救えるのか、と言う生き物しかり。

 

そう、犬が喋らないというのは決めつけなのである。

 

 

根気との戦い

 

この作業には根気が必要である。

 

あれ、自分何やっているのだろう、と我に返ってはだめだ。

 

信じあえる新興宗教に入信したかのように、しゃべるのだと信じてやらなければならない。

 

そして、ついにサクラ、もしくはサクラっぽい犬が喋りだした時、君はこう思うことだろう。

 

こんなことしている時間を、家族との時間に費やせばよかったのではないか? と。

 

 

もっと考えたほうがいい

 

うん、その通りだ。

 

こんなの読んでる暇があるのなら、もっと家族と向き合う時間を持ったほうがいい。

 

一体何をやっているのだ、君は。

 

 

 
こんなくだらない駄文に付き合ってくれてありがとう! 

 

 


 


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