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どうも、宴です。
小説を読んでいると突如現れる亭主関白な父親と漢字。物語にスッと入り込みたいのに、引っ掛かってしまって困ったりすることあるよね。
ということで、今回は『小説でよく使われる漢字』が、亭主関白の起源ぐらい気になったのでクイズにしてみました。
全20問、漢字の読みを答えてね。
なお、答えは全て『新明解国語辞典【第八版】』(三省堂)からの引用です。
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小説でよく使われる漢字クイズ1~10問

逡巡
答 : しゅんじゅん
決断がつかず迷うこと。ためらうこと。
例:あっちの娘に告白しようか、それともそっちの娘に告白しようか、逡巡する。
投擲
答 : とうてき
遠くへ投げ飛ばすこと。
例:帰り道でお父さんを見つけたので、そこら辺に落ちていた石をバレないように投擲した。
邂逅
答 : かいこう
思いがけない所で(機会に)会うこと。出会い。めぐり会い。
例:未来の愛人となる人に邂逅した。
伴侶
答 : はんりょ
一緒に連れだつもの。道づれ。連れ。
例:伴侶とは出会い系で知り合いました。
冷厳
答 : れいげん
㊀一切の感情を抑え、冷静に対処する様子。㊁ごまかしたり無視したりすることの出来ない何かが存在する様子。
例:好きな異姓への告白に冷厳な態度で挑んだら、もちろんフラれた。
吝嗇
答 : りんしょく
どんな事にでもお金を使うことを極端に惜しむこと。けち。
例:彼が吝嗇でさ、誕生部プレゼントにたんぽぽの綿毛で作ったネックレスをくれたの。
戯言
答 : ざれごと
座興に、ふざけ半分に言うこと。また、その言葉。
例:またそんな戯言を...え? あ、戯言じゃないんですね。すいませんでした。
憧憬
答 : しょうけい/どうけい
あこがれること。
例:あの頃は友達もいたし、楽しかったなぁ、と少年時代を憧憬する。
黄昏
答 : たそがれ
夕やみ。
例:黄昏のように暗い青春時代。
残滓
答 : ざんし
残りかす。
例:一人暮らしの部屋に帰ってくると、さっきまで人がいたような残滓が多くあった。
小説でよく使われる漢字クイズ11~20問

嚥下
答 : えんげ/えんか
舌と喉の働きで飲食物を飲み込むこと。
例:よくわからない謎の錠剤を嚥下する。
剣呑
答 : けんのん
あぶない(あぶなくて不安だ)の意の古風な表現。
例:愛人を家に連れ込んでいたら、突然妻が帰ってきて剣呑な雰囲気になった。
概ね
答 : おおむ ね
多少の例外はあるにしても、全体として見るとそう言えると判断する様子。
例:概ね問題はないんだけど、困った時に舌をだす癖やめてくれない?
反駁
答 : はんばく
他から受けた反対・非難に対して、逆に論じ返すこと。
例:お前がやったんだろ! と警察官に疑われたので反駁したけどダメだった。
不肖
答 : ふしょう
㊀(父)親や師と違って、出来が悪いこと。㊁自分自身を謙遜して言う語。
例:不肖な息子が部屋に籠って二年の月日が経つ。
怜悧
答 : れいり
頭の働きが早く、判断力にすぐれていること。また、その様子。
例:子供の頃の息子は怜悧だった。けれど、今は部屋に籠って二年の月日が経つ。
児戯
答 : じぎ
功利・打算の面が強い大人の世界から見れば、非生産的としか見えないばかげた行為。
例:部屋に籠って二年経つ息子の部屋をこじ開けると、息子は児戯に勤しんでいた。
怪訝
答 : けげん/かいが
そんなことが実際にある(あった)のかというように不思議がる様子。
例:部屋に籠って二年たつ息子が怪訝な顔をしてこちらを見ている。
羨望
答 : せんぼう
自分の現状にくらべて掛け離れてすぐれたものを見聞きした時に、強いうらやみの気持ちを持つこと。
例:隣家の家族の仲の良さに羨望を感じてならない。
高邁
答 : こうまい
普通の人には考え及ばないような、高い理想を追求する様子。
例:おじいちゃんは高邁な精神の持ち主だけど、掛け算が出来ない。

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