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【おすすめ本】どんなものでも美しく愛おしいもの変えてしまう『山田詠美さんのおすすめ小説7選』を紹介しよう

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管理者:宴

ご覧いただきありがとうございます。

ところで、『奇跡的に発見された千年に一人の美少女』と『山田詠美さん』って、美しくて愛おしいよね。
 

 

どうも、宴です。

誰が千年間チェックしていたのか知らないけれど、それぐらい美しいってことだよね。山田詠美さんの小説ぐらいに。

 

まぁ、そんなわけで、今回は『山田詠美さんのおすすめ小説7選』を紹介していこうと思う。

 

 

学問

あらすじ

東京から引っ越してきた仁美、リーダー格で人気者の心太、食いしん坊な無量、眠るのが生き甲斐の千穂。4人は友情とも恋愛ともつかない、特別な絆で結ばれていた。一歩一歩、大人の世界に近づく彼らの毎日を彩る生と性の輝き。そして訪れる、それぞれの人生の終わり。高度成長期の海辺の街を舞台に4人が過ごしたかけがえのない時間を、この上なく官能的な言葉で紡ぐ、渾身の長編。

 

友達のような恋人のような、どこかしらふわふわしている何ともいえない関係の四人は、決してほどけないかた結びされた絆で繋がれている。彼らの成長と共に美しく妖艶に彩られていく言葉たちが、彼らの物語を学問へと変えていく。章の合間の仕掛けにもやられる一冊だ。

 

管理者:宴
家宝にしようかな。 

 

風味絶佳

あらすじ

「甘くとろけるもんは女の子だけじゃないんだから」70を超えてもグランマは現役ぶりを発揮する。20年目のマイルストーン的作品集。

 

『アトリエ』という物語がある。甘くバランスのよい物語だと思っていたが、そっとばら撒かれていたスパイスが忘れた頃に喉元へと駆け上がってきて、ぎゃあ! と驚嘆。甘美な世界といろんな香りや味が楽しめる、三ツ星レストランもびっくりの短編集だ。

 

管理者:宴
風味豊か。
 

 

ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー

あらすじ

ある時、街ですれ違った男の上着の中の匂いを嗅いで、私は昔の男を思い出して道の真ん中で泣きたくなる。ある時、バーで流れる黒人音楽は特定の男を思い出させて私を泣かせる。嗅覚があって良かった。5感が正常で良かったと、神様に感謝するのはこんな時。そして、恋物語を泣かずに書ける自分の理性にも感謝する。

 
美しい言葉で彩られたアメリカが舞台の恋愛小説。ポップでハードな雰囲気を想像していたけれど、そんなことはなかった。男と女が醸し出す切なく甘酸っぱい気持ちは国境を越えるものなのだと、本作は教えてくれた。

 

管理者:宴
文章が素敵。
 

 

 

賢者の愛

あらすじ

幼い頃からの想い人、諒一を奪った親友の百合。二人の息子に「直巳」と名付けた日から、真由子の復讐が始まった。二十一歳年下の直巳を調教し、“自分ひとりのための男”に育てる真由子を待つ運命は―。谷崎潤一郎『痴人の愛』に真っ向から挑んだ話題作。

 
思えば、痴人の愛の主人公も当初は賢者になろうとしていた。ところが気付けば痴人に転落。ナオミという怪物によって。本作の真由子も、それに近い転落をみせる。ただ違うのは、復讐という背景があったこと、そして化け物はナオミではなかったことだ。 悲劇のような喜劇に胸を締め付けられる。

 

管理者:宴
賢者の道は険しい。 

 

ぼくは勉強ができない

あらすじ

ぼくは確かに成績が悪いよ。でも、勉強よりも素敵で大切なことがいっぱいあると思うんだ―。17歳の時田秀美くんは、サッカー好きの高校生。勉強はできないが、女性にはよくもてる。ショット・バーで働く年上の桃子さんと熱愛中だ。母親と祖父は秀美に理解があるけれど、学校はどこか居心地が悪いのだ。この窮屈さはいったい何なんだ!凛々しい秀美が活躍する元気溌刺な高校生小説。

 

勉強は大事なことだけれど、勉強よりも大切なことは沢山ある。勉強ができない負け惜しみのように聞こえる常套句を、本作は、負け惜しみではない、こんなに大切で素晴らしいことがあるではないか、と雄弁に語っている。本当に大事なことは、自分にとって大切なものを見極めることなのだと、時田秀美には教えられた。これは勉強ができない負け惜しみではない。本当だ。

 

管理者:宴
ぼくは女性にモテない。
 

 

放課後の音符

あらすじ

大人でも子供でもない、どっちつかずのもどかしい時間。まだ、恋の匂いにも揺れる17歳の日々―。背伸びした恋。心の中で発酵してきた甘い感情。片思いのまま終ってしまった憧れ。好きな人のいない放課後なんてつまらない。授業が終った放課後、17歳の感性がさまざまな音符となり、私たちだけにパステル調の旋律を奏でてくれる…。女子高生の心象を繊細に綴る8編の恋愛小説。

 

人間はいやらしい生き物。子供の頃はそういった大人の事情を嫌悪したりもするけれど、当事者へと向かっていくにつれ、それは憧れへと変わっていく。思春期のあの何ともいえない複雑な感覚。大人になってからでは感じることのできない心臓の揺れが、本作には詰まっている。二度とやってこないであろう、 17歳の大切な日常が眩しくてたまらない一冊だ。

 

管理者:宴
放課後って素敵な時間。 

 

 

血も涙もある

あらすじ

私の趣味は人の夫を寝盗ることです。有名料理研究家の妻、年下の夫、そして妻の助手兼夫の恋人、3人が織りなすのはユーモラスで残酷な、極上の危険な関係。

 

不倫は他人の過程を壊す最悪の行い。けれど、人間は完璧な生き物ではないし、好きという気持ちは簡単に止められるものではない。本作は不倫は泥沼という定石に、さらに石を投げてしまえ、と不倫の当事者たちが紡ぎだすコミカルでユーモラスな物語だ。不倫している人は血も涙もないわけではない。全然あるよ、と本作は訴えている。

 

管理者:宴
履歴書には書けない趣味をお持ちで。 

 


 


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