ご覧いただきありがとうございます。
PON!と宴へようこそ。
どうも、窓ガラスも壊せないし盗んだバイクのエンジンのかけ方もわからない小心者の宴です。
盗んだ窓ガラスなら壊せるかもしれません。
さて、そんなわけで今回は『インスタでも話題! 農業女子の物語|農業をやってみたいのであれば『農ガール、農ライフ』 を参考にしましょう』をお届けいたします。
農業女子に目がない
いやぁ、僕ね、目がないんです。
え、何にって…?
そりゃもう、女子ですよ、女子。
女子しかないでしょうに。
僕は昔から女子が好きで、親戚一同からは「女子マニアだね」とありがたいようでありがたくない称号をいただき、一部では変態扱いもされました。
失敬な。
僕の純粋な女子への気持ちを変態だなんて、親戚とはいえ他人の悪意というものは本当にひどいものなのだと感じました。
その中でも1番好きな女子が農業女子です。
ひたむきな気持ちを農作物にぶつける女子ほど心を掻き乱してくれるものはありませんでした。
一生懸命汗水垂らして農業。
そして、インスタ映え。
何より自由を満喫している…
いやぁ、思い出すなぁ。
とくにあの派遣切りにあって彼氏にフラれたばかりの農業女子は最高だったなぁ…
かわいそうなあの子
あの子はね、最初は本当に散々でしたよ。
だって、派遣切りで仕事を失い、追い討ちをかけるように同棲相手にフラれちゃうなんて…
ああ、かわいそうだ。
10か所ほど雨漏りしている自宅ぐらいかわいそう…
どうしよう、抱きしめてあげたい。
で、間もなく抱きしめるであろう寸前まではいった気がしたのですが、どうやら彼女、農業をすることに決めたらしく、抱きしめることは叶いませんでした。
ちくしょうめ。
でも、目標をもつことは素晴らしいことです。
ちょっといきなりな感じは否めませんが、農業ってなんだかカッコいいですよね。
大自然の中で生きてるーって感じを体験できますし、インスタなどでも農業女子ってイキイキしてみえます。
大変なこともあるでしょうが、頑張っていただきたいものです。
農業は辛口
ところがね、農業って甘くなかったんです。
まず始めるには畑が必要なのですが、例えば野生の畑が「僕を耕しなよ!」と言ってくれれば楽なのですが、そんなことは万に一つもありません。
大抵は農家の人にに貸してもらわなければいけないのです。
これがもう本当に大変。
衣装持ちの人のクローゼットの整理整頓ぐらい大変なんです。
僕もあまり詳しくなかったのですが、勝手なイメージで若い人が農業をやるとなると「よくおいでくださいました!」と大歓迎で、三日三晩カーニバルと宴に明け暮れてしまうような印象がありました。
でも、実情は全くの真反対だったんです。
農家の人の気持ちもわからなくはないのですが、簡単には畑を貸してはくれないのです。
運よく農業を始めることが出来たとしても、降り掛かってくるのは収入問題と婚活問題。
農業とは簡単なものでも、自由なものでも全然なかったのです。
インスタでは簡単そうに農業をしている女子たちがいたはずなのに…
外側からしか見えなかったしがらみや問題に閉口せざるを得ません。
最高の彼女
彼女もさぞかし打ちひしがれていることでしょう。
よしよし、今度こそ抱きしめてあげようかな、と近づいてみたのですが、彼女は諦めてはいませんでした。
そうなんです。
彼女はね、行動的だし頭がいいんですよ。
そういう人の周りには自然と人が集まるものなんですよね。
堅物な農家の人たちも懐柔させることができるかもしれません。
ああ、やっぱり彼女は最高です。
僕の目に狂いはありませんでした。
抱きしめたいです。
きっと今でも彼女は農ライフ農ガールなんでしょうね。
農ガール、農ライフ|垣谷美雨
そんな物語がここにあります。
農ライフ | 9/10点 |
---|---|
農ガール | 10/10点 |
大変 | 8/10点 |
感動 | 7/10点 |
- 農業をはじめてみたい人
- 農業女子に憧れを抱いている人
- 農家に嫁ぎたい人
みなさんは農業をしようと思ったことはありますか?
ああ、そうなんですね。
それはちょうどよかったです。
本作は農業をしようと考えている素人を一喝するデモのようなものです。
農業は自由であり、のびのびとしたイメージがありますが、実情はそれだけではありません。
いくら知識を積んだとしても、実績のないズブの素人が始めるにはとても敷居の高いものなのです。
農協なめんなー!
そんな簡単にできるものかー!
素人の農業はんたーい!
いつ飽きるかわからない他人に大事な畑を貸せるかー!
そんな農家の方々の心の叫びが聞こえてくるようです。
農業女子の物語ではありますが、農業がしたいと思っている全ての人の参考にもなる一冊でした。
泣くな。
私が泣くのは人生に成功したときだけだ。
そのときが来たら嬉し涙を流すのだ。
きっと私は成功する。
他人の幸せな生活は、自分を鬱の世界に簡単に引きずり込んでしまう
この世はいつまで経っても男中心社会だもの。特に日本はひどいわ。子供を持つ母親にとって日本の企業は悲惨な場所よ。子供や家庭を犠牲にせずには続けられないもの
会社に勤めたところで、労働に見合う賃金は支払われず、儲かっているのは社長だけだ。それでも多くの人が会社に一生を捧げる
価値観というのは二人で作っていくものなんです。好みのタイプじゃないと感じたとしても、何回か会ってみることが大切です。趣味や考え方や好きな食べ物、そのうちのどれかひとつでも一致していれば儲けもの。運命の出会いなんてドラマの中だけですからね
それでは本日はこのへんで。
ご覧いただきありがとうございました。