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本を読まないで読書感想文を書いてみた|2022年本屋大賞編

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ご覧いただきありがとうございます。

本と宴へようこそ。

管理者:宴
ところで、『パスタをおしゃれに盛り付けしようと悪戦苦労した結果』と『本屋大賞』って…盛り上がるよね!
 

どうも、宴です。

2022年本屋大賞は盛り上がりましたね。でも…実は読んでいない受賞作品もありまして…これは読書中毒者としてはまずいのかも…

 

ということで、今回の記事は『本を読まないで読書感想文を書いてみた【2022年本屋大賞編】をお届けいたします。

 

 

 

 

本を読まないで読書感想文を書いてみた

2022年の本屋大賞は逢坂冬馬さんの『同志少女よ、敵を撃て』でした。おめでとうございます! ワクワクドキドキでしたが、納得のいく順位だと感じています。

 

…と言いたいところなのですが、実は本屋大賞作品、ほとんど読んでいません。これは読書ブロガーであり、読書中毒者を名乗っている僕としては由々しき事態です。

 

こうなれば読んだていにしなければいけない…はい、わかりました。

 

この記事にのっとり読書感想文を書いて読んだ風に見せかけようと思います。

 

sutage.net

 

へへ…

管理者:宴
絶対に真似しちゃダメだよ! 

 

『赤と青とエスキース』
あらすじ

メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画」。日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく。一枚の「絵画」をめぐる、五つの「愛」の物語。彼らの想いが繋がる時、驚くべき真実が現れる!仕掛けに満ちた傑作連作短篇。(「BOOK」データベースより)

 

<感想文>

 

僕はずっと黒いものに惹かれていました。生まれた時から黒に惹かれていたので、「何でかなぁ、何でかなぁ」と不思議のアリスの世界に迷い込んだかのように、何でかなぁ、と思っていたのですが、とにかく黒が大好きでした。

 

そんな僕が、警官に連行されたかのように本屋へ立ち会っていた時、運命の出会いがありました。あんなに黒が大好きで、将来は結婚も考えていた僕が赤と青に惹かれたのです。

 

それは『赤と青とエスキース』という本でした。

 

なんて美しい赤と青なのでしょうか。目に入った瞬間、僕は凄腕のスナイパーに撃ち抜かれたかのように心臓に穴が開きました。その穴は次第に大きくなり、僕の身体全体を覆います。

 

エスキースというのが何なのかわかりませんが、きっと読めばわかります。僕は本をレジカウンターの綺麗なお姉さんに渡して店を出ました。Amazonで買おうと思ったのです。

 

届いて、すぐにページを開きました。すると、その世界の色鮮やかさに心を奪われていきました。ああ、これが夢見心地というのでしょうか。

 

『赤と青とエスキース』という物語の中にはいくつもの仕掛けが張り巡らされています。それをくぐり抜けた先にある衝撃の真実・・・僕は思わずテーブルにあった花瓶を倒してしまいました。それぐらい驚いて、「うわぁっ!」と言ってしまいました。掃除が大変で、拭いても拭いても花瓶の中の水は溢れてきます。まるで『赤と青とエスキース』という物語のようです。

 

一体エスキースとは何なのでしょう。読書感想文を書いたのにわかりません。ひょっとして読んでいないからでしょうか?

 

『硝子の塔の殺人』
あらすじ

雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。 地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。 ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、 刑事、霊能力者、小説家、料理人など、 一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。 この館で次々と惨劇が起こる。 館の主人が毒殺され、 ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。 さらに、血文字で記された十三年前の事件……。 謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。 散りばめられた伏線、読者への挑戦状、 圧倒的リーダビリティ、そして、驚愕のラスト。 著者初の本格ミステリ長編、大本命! (出版社よりより)

 

<感想文>

 

僕には昔、塔に幽閉されていた悲しい記憶があります。その塔は地上からすごく高さがあって、僕がいた最上階の部屋からは地上を見下ろすことはできませんでした。

 

その本を見た時、忌まわしい記憶が矢を放ったかのように蘇りました。あればそうだ、硝子の塔だった。

 

『硝子の塔の殺人』という物語はミステリです。僕の記憶の硝子の塔では何もミステリなことは起きませんでした。ただ唯一あったのが救出された時のことでしょうか。

 

いつもいつも硝子の塔で泣いていた僕は、いい加減泣き疲れてしまい、泣き声の工夫に励んでいました。

 

うおおおお・・・あああぃや・・・おろろーん・・・どんな泣き声が一番哀愁を誘うのか。それを知りたくて僕はずっと頑張っていました。すると覚えていませんが、いつの間にか助けられました。ミステリですね。

 

そういう謎めいたミステリが所狭しと詰まっている『硝子の塔の殺人』という物語に僕は怯みました。一体真実はどこにあるのだろう。何が正解で何が事実なのだろう。「うおおおお」かな? それとも「おろろーん」の方がいいのかな?

 

それぐらいに深まるミステリに、僕は困惑気味です。ワクワクとか、ドキドキの次元を超えたその先にあるワクワクドキドキ、ここでは、仮にギャクギャクバキバキとしておきましょう。ギャクギャクバキバキに襲われた僕は、一度本を手放しました。でも、すぐに我に返り、無我夢中で読みました。面白かったです。

 

正直、途中で僕もよくわからなくなりました。これは読んでいないな、というのが丸わかりです。「ギャクギャクバキバキ」って何なのでしょう。でも、個性は出せたかな、と思います。

 

『残月記』
あらすじ

「俺は突然わけもわからないうちに何もかもを失って、一人になった!」不遇な半生を送ってきた男がようやく手にした、家族というささやかな幸福。だが赤い満月のかかったある夜、男は突如として現実からはじき出される(「そして月がふりかえる」)。「顔じゅうが濡れている。夢を見ながら泣きじゃくっていたのだ」早逝した叔母の形見である、月の風景が表面に浮かぶ石。生前、叔母は言った。石を枕の下に入れて眠ると月に行ける。でも、ものすごく「悪い夢」を見る、と…(「月景石」)。「満月はいつだって俺たちに言う。命を懸けろと」近未来の日本、人々を震撼させている感染症・月昂に冒された若者。カリスマ暴君の歪んだ願望に運命を翻弄されながら、抗い続けてゆく。愛する女のために(「残月記」)。ダークファンタジー×愛×ディストピア。息を呑む感動のエンターテインメント!(「BOOK」データベースより)

 

<感想文>

 

月が大好きです。だから『残月記』という小説のタイトルを見た時は心が躍りました。

 

月というのはいつでも僕たちを見守ってくれています。安心安全がモットーのストーカーさんなのです。その月に魅了された僕ですので、よし『残月記』を読もう! と決意するのに時間はかかりませんでした。

 

辛抱たまらん! とすぐにページを開いてみましたが、これまたすぐに表紙に戻ってみました。月の表面と思われる場所に堂々と君臨する『残月記』の文字。『月』の文字が次のように輝いていて神々しいです。

 

それにしてもなぜ『残月記』というタイトルなのでしょうか。それはページを開いてすぐにわかりました。文字を読まなくても、それは伝わってきます。そうか、そうだったのか。僕は一瞬にして、『残月記』という物語と一体化し、全てを理解しました。この本は『残月記』という物語でありますが、僕もまた『残月記』という物語だったのです。

 

『残月記』という物語になった僕は、ダークファタジーにダークな気持ちにさせられ、愛に愛され、ディストピアに蠢きました。とんでもない大冒険です。まるで月にいるかのような重力、そして、不思議な浮遊感に包まれました。

 

ここは月なのかしらん。そう何度も錯覚しそうになりました。この読者体験は今まで生きてきた中でもとびきり極上の体験でした。

 

僕は本作に出会えて本当に良かったです。そう月に向かって吠えたい気持ちでいっぱいです。

 

読んだのか、読んでいないのか。これを読んだ人を惑わせることを意識しました。正解は『読んでいない』でしたー。

 

 

最後に

管理者:宴
ということで、今回は『本を読まないで読書感想文を書いてみた【2022年本屋大賞編】』をお届けいたしました。
 

本屋大賞作品はほぼ間違いなくおもしろいです。なのでいつか絶対に読む! という気持ちはありますが、今回はとりあえずこれで読んだ感を出して読書中毒者ぶろうと思います。へへ…

 

それでは本日はこのへんで。

ご覧いただきありがとうございました。

管理者:宴
またのお越しをお待ちしております。