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谷崎潤一郎さんと細雪と下痢

ご覧いただきありがとうございます。

PON!と宴へようこそ。

管理者:宴
ところで、『福山雅治さんの名曲「HELLO」』と『下痢』って…走り出したら止まらないよね!
 

 

どうも、こんなはずじゃないさ、それもわかってる宴です。

福山雅治さんと下痢を同じ文章の中に入れてしまったことを謝罪いたします。

 

さて、そんなわけで今回は『谷崎潤一郎さんと細雪と下痢』をお届けいたします。

 

 

 谷崎潤一郎さんと細雪と下痢

 

みなさんは『細雪』を読んだことがありますか?

 

いや、違います。

一リットルも涙は出ませんし、レミオロメンさんの名曲は『粉雪』です。

ねぇ?

 

細雪は谷崎潤一郎さんという偉大な文豪が書いた小説で、僕も読んだことのある名作です。

ただ、かなり昔に読んだのでちょっと物語が曖昧です。

 

で、この前、谷崎潤一郎さんが大好きという方と話し合う機会がありまして、そこで細雪って面白いよね! っていう話になったのです。

 

そこで僕の脳はフル回転で細雪情報を検索してみたのですが、やはりすごく曖昧。

 

唯一僕が何となく覚えていた情報を言うことしかできませんでした。

 

…ああ、あの下痢のやつだよね?

 

 

下痢と水害

その瞬間、相手の顔が般若のようになりました。

あ、殺されるのかな? って思いました。

 

ところが、相手は冷静さと静寂を持ち合わせた大人だったようで、子どものように無邪気に文豪の名作を「下痢のやつ」と言い放った阿呆にも紳士的に接してくれました。

 

細雪はね…

 

彼は下痢などなかったかのように、細雪の素晴らしさを切々と語りはじめました。

まるでつぶしたら死んでしまうハムスターを労わるような話し方でした。

 

危うく僕は泣きそうになりました。

あかん、このまま泣いてしまえば涙は滂沱と流れ出て、やがて水害として近隣住民を襲うかもしれない。

それだけは、阻止しなければ。

 

僕はどうにか涙をこらえることにより、近隣住民の方々を水害から救ったのでした。

 

下痢の「げ」の字

谷崎潤一郎紳士さんはなおも細雪を語り続けました。

作品を朗読した方が早いのではないかなぁ、と思うぐらい語り続けました。

 

でも、あれ…おかしい…?

下痢の「げ」の字すら全く出てこないのです。

 

僕が細雪を読んだのは大分前だとお話させていただきましたが、それでも、エピソードの断片ぐらいは記憶にあるものです。

確かこういうことがあったはず、というような。

 

たとえば、お見合いがうまくいかない。

細雪は、確か三姉妹だったか四姉妹の話でして。

その内の誰かが、呪いでもかけられたかのようにお見合いがうまくいかない…

もはや細雪はお見合いの物語といっても過言ではないくらいお見合いをしていたような記憶があります。

 

他には何かのスキャンダルがおきる、水害がおきる、など一つ一つのエピソードは微かに覚えているのです。

 

谷崎潤一郎紳士さんも、そこらへんの話はされていたので、そこらへんは確実にあったエピソードなのだと思います。

 

が、下痢。

え、下痢っていつ出てくるんでしたっけ…?

全然覚えていません…!

 

毎日の下痢

下痢、下痢、下痢。

下痢を何度言えども、下痢以外にも、下痢以上にもなることはありません。

下痢は下痢でしかないのです。

 

下痢エピソードが細雪にあったことは覚えています。

でも、どんなエピソードだったかは全然覚えていません。

 

…あれ、おかしいですね。

ひょっとして下痢のエピソードなんてなかったのでしょうか。

僕の盛大な思い違いだったのでしょうか。

 

だとしたら、僕は細雪の作中に、架空の下痢エピソードが存在していると思い込んでいるクソ野郎、いや、下痢野郎になってしまいます。

 

嫌ぁ! そんな呼ばれ方は嫌ぁ!!

毎日下痢をしている人呼ばわりはやめて!

 

 

架空の下痢

つまり僕は架空の下痢を、何も知らない純粋無垢かもしれない谷崎潤一郎紳士さんにぶっかけようとしていたのです。

汚そうとしてしまっていたのです。

 

谷崎潤一郎さんを好きな時点で純粋無垢などあり得ないかもしれませんが、それでも僕の下痢で汚してしまうわけにはいきません。

危ないところでした。

「いやいや、下痢だったよー、覚えてるもん、絶対下痢下痢ー」のようにクソみたいなノリで話さなくて本当に良かったです。

 

とはいえです。

僕は「下痢のやつ」というワードをすでに軽くぶっかけてしまっているのです。

 

向こうからすれば、謎な発言だったことでしょう。

ドラえもんの話をしている時に、「ああ、あの靖国神社のやつ」と言ってしまうぐらい異次元な発言だったに違いありません。

恥ずかしくて穴があったら覗いたり広げたりしてみたいです。

 

あれは気のせいだったのだ、程度に思ってくれていればよいのですが…

 

確実な下痢

谷崎潤一郎紳士さんはなおも細雪の素晴らしさを語っています。

 

まさか、その間中、僕がずっと架空の下痢のことに想いを巡らせているとは思ってもいないことでしょう。

本当に申し訳ないことをしてしまいました。

 

で、最後に…

 

あ、やっと最後まで語り終えようとしているようです。

やはり下痢は架空だったようで…

 

雪子が下痢で…

 

…ああ!

 

出てきました下痢が!

ついに出てきましたよー!!

 

架空じゃなかったんだー!

そこには確かに下痢が存在していたんだー!!

 

確実な下痢だったんだー!!!

 

よかった…

僕は下痢野郎なんかじゃなかったんだ…

 

永遠の下痢

とはいえ、終わり方をよく覚えていないのですが…

最後が下痢ってどういう状況なのでしょう。

 

私の尻からとんでもない細雪が~、とかそういう最悪なビジョンが一瞬頭を過りましたが、まさかそんなトリッキーな終わり方ではないはずです。

そういう終わり方だとしたら、下痢野郎の僕が忘れるはずありません。

 

一体どうやって終わるのか…

谷崎潤一郎紳士の言葉を待ちましょう。

 

下痢は止まりませんでしたとさ…

 

…え?

 

…えぇ?

 

…止まらないまま終わり?

 

…物語は終わったのに下痢は終わらず?

 

これは…

つまり下痢はまだ続いているということになります。

なんてことでしょうか。

 

こうして細雪は我々に秀逸な物語と永遠の下痢をもらした…もたらしたのでした。

 

それでは本日はこのへんで。

ご覧いただきありがとうございました。

管理者:宴
またのお越しをお待ちしております。
 

 


 


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