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宇佐美 まこと『ドラゴンズ・タン』 ネタバレなしの本紹介【書評 感想 言葉】|時代を巡る想いと竜舌の恐怖! 愛と禍の物語

ご覧いただきありがとうございます。

ところで、こんなことを思う時はありませんか?

管理者:宴
知らなかった歴史を知りたい! ホラーサスペンスを読みたい! 壮大な物語を読みたい! 

どうも!

歴史に名を刻みたい管理者の宴です。

 

今回は、とある怨念を巡る壮大な歴史の物語がありましたので、紹介させていただきます。

ごゆるりとお楽しみください。

 

 

 

ドラゴンズ・タン / 宇佐美 まこと

あらすじ

人類の歴史の裏で暗躍し、秘かに生き続ける“竜舌”。その正体に気づいたら最期…!古の中国で、ある男の野望と怨念から生まれた「竜舌」。古井戸に宿る奇異な生命体は漢、唐、明…と時代を経ながら歴史のはざまで姿を現しては暗躍し、人知れず不気味な存在へと変貌していく。因果は巡り“思い”を受け継いだ一組の男女が危機を察知するも、刻は満ち…。悠久の刻を超えて巡る“愛と禍”の因果を描く、ホラーサスペンス!(「BOOK」データベースより)

管理者:宴
ということで、今回は宇佐美 まことさんの『ドラゴンズ・タン』を紹介します。
 

 

壮大な歴史の物語

みなさんには目がないものってありますか?

僕は壮大なものに目がありません。

景色もそうですし、自然もそうですし、はたまた歴史なんかもそうですね。

 

本作『ドラゴンズ・タン』は壮大な歴史を描いた物語です。

はるか昔、中国、漢の時代からはじまり徐々に物語は現代へと向かって突き進みます。

 

今まで知らなかった中国の歴史的なことに「ほぉほぉ」と頷きつつも、悪意と愛が織りなす壮大な物語には、慄きひれ伏しそうになります。

 

そんじょそこらの壮大とは比較にならないほどの壮大がここにあります。

 

悪意の塊『竜舌』

この物語の鍵を握る竜舌。

悪意の塊のような描写がありますが…

実際問題、それは具体的に何なのか?

 

作中、読み手は何度も、この竜舌に惑わされていきます。

けれど、結局何なの? と読み手の気になる心をくすぐりつつも、たどり着く終盤…

 

竜舌は驚くべき形で我々に襲い掛かってくるのです。

竜舌…

まさか、そんな形になってしまうとは…

 

いやぁ、怖いぃ!

 

竜舌への対抗策

恐るべき竜舌。

もう世界は竜舌の魔の手に落ちるしかないのでしょうか…?

諦めるしかないのでしょうか…?

 

いやいや!

みなさん、ご安心ください。

竜舌への対抗策はちゃんとあるのです。

え、それは何かって?

 

それはみなさんの身近にあって、よく知っているものです。

そうです、『愛』なのです。

愛は竜舌に対抗できる唯一の手段なのです!

 

果たして愛は竜舌の恐るべき悪意を止めることができるのでしょうか!?

ぜひ、本作を手に取って確認してみてください。

 

本作がおすすめな人

本作がおすすめなのはこんな方々です。

 

知らなかった歴史を知りたい人

本作は知らなかった歴史を知ることができます。

たとえば、纏足。

かつて中国で行われていた驚きの風習です。

調べればすぐに出てきますが、ぜひ本作を読んで驚いていただきたいです。

 

ホラーサスペンスを読みたい人

本作は為になる歴史の物語でもありますが、基本的にはホラーサスペンス。

おどろおどろしい世界観を楽しめます。

竜舌の企みの果てには何が待ち受けているのか…!?

不謹慎ながらもワクワクが止まりません。

 

壮大な物語が読みたい人
舞台は漢の時代から流れ流れて現代日本。
たった一冊の中にはとんでもない歴史が刻まれていました。
壮大な物語を読みたい人にはぴったりの一冊となっています。
 

心に残った言葉・名言

 

この世にはずっと続く一本の正しい道があるのです。よく目を見開いて自分の前に拓けた道を見なければ。人は道に従って成すことを成せばよい

 

どうして国境なんかあるのかしら。どうしてどちらかでいないといけないのかしら。中国人も日本人も同じ東洋人なのに

 

お前は高さを怖がらない。落ちることを怖がらない。それでそこまで伸びたんだ。だが、いつかそれが命取りになる。恐怖心こそが自分を守るんだ

 

総合評価

今回は宇佐美 まことさんの『ドラゴンズ・タン』を紹介しました。

宇佐美まこと(ウサミマコト)

1957年、愛媛県生まれ。2007年、『るんびにの子供』でデビュー。2017年に『愚者の毒』で第70回日本推理作家協会賞“長編及び連作短編集部門”を受賞。2020年、『ボニン浄土』で第23回大藪春彦賞候補に、『展望塔のラプンツェル』で第33回山本周五郎賞候補に選ばれる(「BOOK」データベースより)

物語 /10点
登場人物 /10点
世界観 10/10点
構成 /10点
文章 /10点
総評 40/50点

 

ぜひ読んでみてくださいね!

 

それでは本日はこのへんで。

ご覧いただきありがとうございました。

管理者:宴
またのお越しをお待ちしております!
 

 


 


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