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【おすすめ本】森見 登美彦さんの読んでおくべき傑作 6選|妄想と虚言まみれの6冊をお届けします

管理者:宴

どうも、こんばんは。

森見登美彦さんがすごく「ええじゃないか」と思う宴です。

 

 

memo

森見登美彦さんとは、1979年1月6日生まれの小説家です。2003年に『太陽の塔』でデビューしました。代表作は、『夜は短し歩けよ乙女』(2006年)、『宵山万華鏡』(2009年)、『夜行』(2016年)など。

 

ということで、今回は森見 登美彦さんの読んでおくべき傑作 6選をお届けします。

 

  • 森見 登美彦さんが好き!

  • 森見 登美彦さんのおすすめ作品を知りたい!

  • 厳選したおすすめ本を読みたい!

 

という方々にぴったりな内容となっています。

最後までお付き合いよろしくお願いします!

 

 

 

森見 登美彦さんについて少々

 

受賞歴

2003年、『太陽の塔』が第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞。

2006年、『四畳半神話大系』が第37回星雲賞日本長編部門参考候補。

2007年、『夜は短し歩けよ乙女』が第137回直木三十五賞候補、第24回織田作之助賞候補、第4回本屋大賞2位・第3回大学読書人大賞受賞、第20回山本周五郎賞受賞。

2008年、『有頂天家族』が第5回本屋大賞4位、第39回星雲賞日本長編部門参考候補。

2009年、『宵山万華鏡』が第41回星雲賞日本長編部門参考候補。

2010年、『ペンギン・ハイウェイ』が第1回山田風太郎賞候補、第8回本屋大賞3位、第42回星雲賞日本長編部門参考候補、第31回日本SF大賞受賞。

2014年、『聖なる怠け者の冒険』が第11回本屋大賞9位、第2回京都本大賞受賞。

2017年、『夜行』が第156回直木三十五賞候補、第8回山田風太郎賞候補、第14回本屋大賞8位、第7回広島本大賞受賞。

2019年、『熱帯』が第160回直木三十五賞候補、第16回本屋大賞4位、第6回高校生直木賞受賞。

 

公式ブログ

この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

 

Twitter

森見登美彦 (@Tomihiko_Morimi) / Twitter

 

参考リンク

 

森見 登美彦さんの読んでおくべき傑作 6選

お待たせしました。

厳選に厳選を重ねた森見 登美彦さんの読んでおくべき傑作 6選を紹介していきますので、ご覧ください。

 

それでは、どうぞ。

 

太陽の塔

あらすじ

私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった!クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

ちょっと一言

驚くべきことに、この時点で森見登美彦さんは、ほとんど完成していました。

屈折した大学生、暴走と妄想と虚言、そして、哀愁。

森見登美彦さんを求める全ての人が欲しくてたまらないものが、本作にはきちんと詰め込まれています。

終盤で巻き起こるとんでもなく意味がわからないけど、すごい! と笑いながら唸ってしまう展開には、もうさすが!としか言いようがありません。

さすが!

 

きつねのはなし

あらすじ

「知り合いから妙なケモノをもらってね」篭の中で何かが身じろぎする気配がした。古道具店の主から風呂敷包みを託された青年が訪れた、奇妙な屋敷。彼はそこで魔に魅入られたのか(表題作)。通夜の後、男たちの酒宴が始まった。やがて先代より預かったという“家宝”を持った女が現われて(「水神」)。闇に蟠るもの、おまえの名は?底知れぬ謎を秘めた古都を舞台に描く、漆黒の作品集。(「BOOK」データベースより)

ちょっと一言

森見登美彦さんの他作品を一度でも読んだことのある人は、本作で度肝を抜かれることになるでしょう。

本作では、いつもの妄想と虚言と悪ふざけが入り混じる森見節は封印。

おどろおどろしいホラーファンタジーが展開されます。

これがまた何とも絶妙。

ジワジワと喉元を上がってくるような不気味さがたまらない一冊です。

 

夜は短し歩けよ乙女

あらすじ

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。(「BOOK」データベースより)

ちょっと一言

日本男子、全員の憧れの的、それは乙女。

本作では誰もが、これこれ! と思わず唸るような乙女が登場します。

そんな乙女とちょっとおかしな先輩の摩訶不思議な京都を舞台にした恋物語。

おもしろくないわけがありません。

森見登美彦さんと言えば、この作品! と言っても過言ではないくらいに森見森見している一冊です。

 

有頂天家族

あらすじ

「面白きことは良きことなり!」が口癖の矢三郎は、狸の名門・下鴨家の三男。宿敵・夷川家が幅を利かせる京都の街を、一族の誇りをかけて、兄弟たちと駆け廻る。が、家族はみんなへなちょこで、ライバル狸は底意地悪く、矢三郎が慕う天狗は落ちぶれて人間の美女にうつつをぬかす。世紀の大騒動を、ふわふわの愛で包む、傑作・毛玉ファンタジー。(「BOOK」データベースより)

ちょっと一言

狸の物語…うーん…と当初嫌煙していた僕をバカ野郎! とぶん殴った人間と狸と天狗と家族愛に溢れた作品です。

京都はもはや異世界なのではないか。

住んでいる人のほとんどが狸なのではないか。

そんな疑惑の中、ふわふわとした狸の可愛らしさと阿呆さが作中を駆け巡ります。

本作を読めば、動物で一番好きなのは、犬? 猫? いやいや、狸だろ! と心変わりすること間違いなし!

狸の時代が、すぐそこまで来ています。

 

恋文の技術

あらすじ

京都の大学院から、遠く離れた実験所に飛ばされた男が一人。無聊を慰めるべく、文通修業と称して京都に住むかつての仲間たちに手紙を書きまくる。文中で友人の恋の相談に乗り、妹に説教を垂れるが、本当に想いを届けたい相手への手紙は、いつまでも書けずにいるのだった。(「BOOK」データベースより)

ちょっと一言

とにかく衝撃の一冊です。

何が衝撃かというと、まずは全編手紙で構成されています。

そして、この人は何を書いているのだろう、という森見登美彦さんへと期待と信頼が堅固なものとなります。

僕は本作で、森見登美彦さんは我々読み手を裏切ることはない、と確信いたしました。

一生ついていこうと思います。

 

ペンギン・ハイウェイ

あらすじ

ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどいろいろなことを知っている。毎日きちんとノートを取るし、たくさん本を読むからだ。ある日、ぼくが住む郊外の街に、突然ペンギンたちが現れた。このおかしな事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにしたー。少年が目にする世界は、毎日無限に広がっていく。第31回日本SF大賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

ちょっと一言

町に突然ペンギンが現れる。

そんなとんでも設定から生み出されたのは、少年時代のかけがえのない気持ちです。

ペンギンとお姉さんにはどんな関わりがあるのか。

その研究の果てには、心震える結末が待ち構えてます。

他作品とは異なるテイストを出しながらも、しっかりと漂わせる森見の風。

ぜひとも感じてみてください。

 

最後に

今回は森見 登美彦さんの読んでおくべき傑作 6選を紹介しました。

 

森見登美彦さんの作品は、京都と妄想と虚言が合わさって出来ています。

とても癖になる世界観ですので、未体験の人はぜひ一度飛び込んでみてくださいね。

 

それでは本日はこのへんで。

ご覧いただきありがとうございました。

管理者:宴
またのお越しをお待ちしております!
 

 


 


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