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【おすすめ本】世知辛い世の中だから、困った時、辛い時、力をかしてほしい『背中を押してくれる小説10選』を紹介しよう

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管理者:宴

ご覧いただきありがとうございます。

ところで、『運命の出会いのようにときめきを感じたアイドル』と『背中』って、おしたくなるよね。
 

 

どうも、宴です。

荒涼とした大地のような社会で感じた貴いときめき。それを信じて僕はお金という愛を投げまくるのです。そうです、あれはお金ではなく愛だったのです。

 

まぁ、そんなわけで、今回は『背中を押してくれる小説10選を紹介しようと思う。

 

 

ツナグ/辻村深月

あらすじ

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員…ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。(「BOOK」データベースより)

 

死者とは余程のことがない限り会えない現世。ところが、会えますよ、と言われれば、どうしようか、と葛藤するのが人間。会うべきなのか、会っていいのだろうか。ああ、会わなければよかった、会ってよかった。そんな葛藤から生まれたドラマは、真剣に生きろ、死んだら終わりだ、と僕に告げる。 永遠ではない人間関係を大事にしよう、と思える一冊だ。

 

管理者:宴
不思議な体験。 

 

ビタミンF/重松清

あらすじ

38歳、いつの間にか「昔」や「若い頃」といった言葉に抵抗感がなくなった。40歳、中学一年生の息子としっくりいかない。妻の入院中、どう過ごせばいいのやら。36歳、「離婚してもいいけど」、妻が最近そう呟いた……。一時の輝きを失い、人生の“中途半端”な時期に差し掛かった人たちに贈るエール。「また、がんばってみるかーー」、心の内で、こっそり呟きたくなる短編七編。直木賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

 

大人はくたびれるもの。どんどん勝手気ままに進んでいく人生に、これでいいのか、と迷いながらも生きていかなければいけない。しんどい。そんなあなたにビタミンF。AとかBとかCとかも大事なのだが、Fほど大事なものはない。とくに 四十歳手前の男性におすすめだ。

 
管理者:宴
すっごい効くよ。 

 

強運の持ち主/瀬尾まいこ

あらすじ

元OLが営業の仕事で鍛えた話術を活かし、ルイーズ吉田という名前の占い師に転身。ショッピングセンターの片隅で、悩みを抱える人の背中を押す。父と母のどちらを選ぶべき?という小学生男子や、占いが何度外れても訪れる女子高生、物事のおしまいが見えるという青年…。じんわり優しく温かい著者の世界が詰まった一冊。(「BOOK」データベースより)

 

占い師を別次元のすごい存在だと思っていたのだけれど、どうやら一概にそうではないみたいだ。知識ではなく、トークスキル、観察力、洞察力という技術で占うルイーズ吉田は、やってきたお客さんの背中をどんどん押していく。 たとえ占いが外れたとしても問題はない。だってみんな満足そうな顔をしているもの。

 

管理者:宴
どっちにしろ占い師はすごい。 

 

夢をかなえるゾウ/水野敬也

あらすじ

「お前なぁ、このままやと2000%成功でけへんで」ダメダメなサラリーマンの前に突然現れた関西弁を喋るゾウの姿をした神様“ガネーシャ”。成功するために教えられたことは「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかりで…。ベストセラー『ウケる技術』の著者が贈る、愛と笑いのファンタジー小説。(「BOOK」データベースより)

 

わちゃわちゃとした僕と破天荒なガネーシャのやり取りについ頬を緩ませながらも、あ、じゃあちょっとだけ課題をやってみようかなぁ、という気になってきたので、『ただでもらう』という課題をやってみたところ、これがなかなか難しく何ももらえず。仕方がないのでパン屋さんでパンの耳を貰って帰った。 悲しい思い出がまた一つ増えていった…

 

管理者:宴
行動することが大事。 

 

漁港の肉子ちゃん/西加奈子

あらすじ

男にだまされた母・肉子ちゃんと一緒に、流れ着いた北の町。肉子ちゃんは漁港の焼肉屋で働いている。太っていて不細工で、明るい―キクりんは、そんなお母さんが最近少し恥ずかしい。ちゃんとした大人なんて一人もいない。それでもみんな生きている。港町に生きる肉子ちゃん母娘と人々の息づかいを活き活きと描き、そっと勇気をくれる傑作。(「BOOK」データベースより)

 

肉子ちゃんは人格者というわけではないし、正しく生きているわけではない。それなりに間違った生き方をしているし、生まれ変わったら肉子ちゃんになりたいかと言われると、絶対に嫌。けれど、みんなに愛されているし、憎めないし、何より大切なものをもっている。 そして、いびきが「すごおおおおい!」

 

管理者:宴
すごおおおおい! 

 

 

また、同じ夢を見ていた/住野よる

あらすじ

「人生とは和風の朝ごはんみたいなものなのよ」小柳奈ノ花は「人生とは~」が口癖のちょっとおませな女の子。ある日、彼女は草むらで一匹の猫に出会う。そしてその出会いは、とても格好いい“アバズレさん”、手首に傷がある“南さん”といった、様々な過去を持つ女性たちとの不思議な出会いに繋がっていき―。大ベストセラー青春小説『君の膵臓をたべたい』の住野よるが贈る、幸せを探す物語。(「BOOK」データベースより)

 

夢は所詮夢。でも、今生きている現実に影響を与えるものなのだ。小学生にしては大人びている小柳奈ノ花。同級生から見れば、自分たちと少し違っている奈ノ花が怖い存在だったのかもしれないし、ただ単にいけすかない存在だったのかもしれない。そんな爆弾のような彼女をそっと包み込んだ夢は、とても優しく奈ノ花に寄り添う。 その夢たちを奈ノ花には、いつまでも忘れないでいてほしい。

 

管理者:宴
これからどうなるのかは薔薇の下で。 

 

デッドエンドの思い出/よしもとばなな

あらすじ

つらくて、どれほど切なくても、幸せはふいに訪れる。かけがえのない祝福の瞬間を鮮やかに描き、心の中の宝物を蘇らせてくれる珠玉の短篇集。(「BOOK」データベースより)

 

人生は紆余曲折。どこへ向かっているのかわからない道をくねうね曲がり辿り着いたら行き止まり、なんてことはざらだ。そういう人生のつらい時期を、筆者は切り取り本作に貼り付ける。ペタリと貼られた短編たちは、ふんわりしていて可愛らしい印象だけれど、つらいものはつらい。でも、大丈夫。行き止まりなんて壊してしまえばいい。その先は幸せに通づる近道なのかもしれないのだから。 

 

管理者:宴
行き止まりなんて、ただの壁です。 

 

カラフル/森絵都

あらすじ

生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが…。不朽の名作ついに登場。(「BOOK」データベースより)

 

人生はほとんど辛いことばかりで構成されているのかもしれない。けれど、それは本当に辛いことなのだろうか? 少しだけ違う角度から見てみると、ひょっとすると全然たいしたことではないのかもしれない。 人生という一種のホームステイだと思って、我武者羅に生きていくこと。そうすれば見えるものもきっと違ってくるはずだ。真の物語はそうつぶやいている。

 
管理者:宴
僕もホームステイしたい。 

 

かがみの孤城/辻村深月

あらすじ

どこにも行けず部屋に閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然、鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が集められていた。9時から17時まで。時間厳守のその城で、胸に秘めた願いを叶えるため、7人は隠された鍵を探す―(「BOOK」データベースより)

 

現実世界の辛さや葛藤は容赦なく押しつぶしてくるし、叩き潰されることもある。でも、彼ら7人は助け合える。それは回りくどいし、まやかしであるかもしれない。それでも、きっと助け合うことができるのだ。たとえうまくいかなかったとしても、彼らはもう大丈夫。きっと強く生きていける、と思える前向きな一冊だ。

 

管理者:宴
人は助け合える。 

 

おまじない/西加奈子

あらすじ

さまざまな人生の転機に思い悩む女子たちの背中をそっと押してくれる魔法のひとこと―。著者の新境地をひらく10年ぶりの短編集。(「BOOK」データベースより)

 

小学生の頃、○○係というのをクラスごとに設けていた。黒板係であれば黒板を消し、保健係であればみんなにうがいをさせたり、いきものがかりであれば「ありがとう」と歌う。それを、日常でも取り入れてみてはいかがでしょうか、という画期的な名案を訴えたのが『孫係』という物語だ。生きることは全て係で括れるのだ、と強力なおまじないをかけてくれる。生きていると大変なことばかりだけれど、そんな時は係になってみればいいのではないだろうか。人間係というやつに。

 
管理者:宴

背中を押してくれる短編集。

 
 


 


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