どうも、こんばんは。
夜は切なくなりがちな宴です。
今回は『夜に読みたいおすすめの小説 7選』をお届けします。
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読書をするなら夜!
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夜が好き!
- 夜にぴったりの小説を知りたい!
という方々におすすめの内容となっております。
最後まで、ごゆるりとお楽しみください。
夜に読みたいおすすめの小説 7選
夜という時間は不思議です。
不安を助長したり、意味もなく沈んだり怖くなったり、時には人間を突き動かしたりもしてしまう…
今回はそんな夜に読みたくなる小説を7冊ほど紹介していきます。
夜という時間がより特別で大切な時間になりますように。
それでは、どうぞ。
今夜|小野寺 史宜
最高の出来事も、最悪の思い出も。生まれるのも、壊されるのも。人生の分かれ道は、たいてい夜に姿を見せる。ボクサー、タクシー運転手、警察官、高校教師。その夜、四人の男女は、闇に侵されたー。人間の強さと弱さを繊細な視線で見つめ、生まれた、忘れられない物語。(「BOOK」データベースより)
▶ ちょっと一言
夜は不思議な時間です。
良くも悪くも人を動かしてしまう時間。
突き動かされた4人の物語は、互いにリンクしながらも、朝へと向かっていきます。
今までさほど意識していなかった夜という時間が、意味のある特別な時間に変わってしまうかもしれない一冊です。
アフターダーク|村上 春樹
時計の針が深夜零時を指すほんの少し前、都会にあるファミレスで熱心に本を読んでいる女性がいた。フード付きパーカにブルージーンズという姿の彼女のもとに、ひとりの男性が近づいて声をかける。そして、同じ時刻、ある視線が、もう一人の若い女性をとらえるー。新しい小説世界に向かう、村上春樹の長編。(「BOOK」データベースより)
▶ ちょっと一言
夜も不思議なのですが、それよりも不思議なのが村上春樹さん。
未だにこんな挑戦的な作品が描けるなんて…
すごい! としか言いようがありません。
視点を利用した鮮度の高い夜の幕開けです。
いつまでも明けないでほしい夜でした。
夜の道標|芦沢 央
一九九六年、横浜市内で塾の経営者が殺害された。早々に被害者の元教え子が被疑者として捜査線上に浮かぶが、事件発生から二年経った今も、足取りはつかめていない。殺人犯を匿う女、窓際に追いやられながら捜査を続ける刑事、そして、父親から虐待を受け、半地下で暮らす殺人犯から小さな窓越しに食糧をもらって生き延びる少年。それぞれに守りたいものが絡み合い、事態は思いもよらぬ展開を見せていくー。(「BOOK」データベースより)
▶ ちょっと一言
様々な語り手から紡がれる夜のような物語です。
彼らの夜は未だ明けず、それぞれの苦悩が交錯していきます。
やがて動きだす微かな光は、とてもドラマティックで、感動と切なさとやり切れなさの嵐。
彼らの夜に心を掻き乱されちゃってください。
夜に星を放つ|窪 美澄
もう何も失いたくない。でも私は、また人と関わりたいと思った。心の揺らぎが輝きを放つ短編集、著者の真骨頂五編。(「BOOK」データベースより)
▶ ちょっと一言
人間関係はとても複雑。
簡単にはいかないものです。
だから別れるし、傷つくし、切なくなる。
でも、だから素敵。
本作は、そんな人間の天邪鬼な素敵さを改めて噛み締めることができる一冊です。
ぜひとも、存分に咀嚼してみてくださいね。
夜は短し歩けよ乙女|森見 登美彦
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。(「BOOK」データベースより)
▶ ちょっと一言
夜は波瀾万丈。
もたもたしているとあっという間に終わってしまいます。
だから、乙女は歩きます。
乙女に想いを寄せる先輩のストーキングにも気づかずに…
京都を舞台にした破茶滅茶な恋模様は、笑えるし興奮するしキュンです。
2人の偶然の出逢いにご期待ください。
残月記|小田 雅久仁
「俺は突然わけもわからないうちに何もかもを失って、一人になった!」不遇な半生を送ってきた男がようやく手にした、家族というささやかな幸福。だが赤い満月のかかったある夜、男は突如として現実からはじき出される(「そして月がふりかえる」)。「顔じゅうが濡れている。夢を見ながら泣きじゃくっていたのだ」早逝した叔母の形見である、月の風景が表面に浮かぶ石。生前、叔母は言った。石を枕の下に入れて眠ると月に行ける。でも、ものすごく「悪い夢」を見る、と…(「月景石」)。「満月はいつだって俺たちに言う。命を懸けろと」近未来の日本、人々を震撼させている感染症・月昂に冒された若者。カリスマ暴君の歪んだ願望に運命を翻弄されながら、抗い続けてゆく。愛する女のために(「残月記」)。ダークファンタジー×愛×ディストピア。息を呑む感動のエンターテインメント!(「BOOK」データベースより)
▶ ちょっと一言
夜といえば空に浮かんでいる月。
本作は月をテーマにしたファンタジー小説です。
壮大で幻想的な世界観は、読んだ人どころか全人類を圧倒してもおかしくありません。
興奮して眠れなくなっても責任は持ちませんが、ぜひ読んでみてください。
一緒に夜更かししましょう。
銀河鉄道の夜|宮沢 賢治
貧しく孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って美しく悲しい夜空の旅をする、永遠の未完成の傑作である表題作や、「よだかの星」「オツベルと象」「セロ弾きのゴーシュ」など、イーハトーヴォの切なく多彩な世界に、「北守将軍と三人兄弟の医者」「饑餓陣営」「ビジテリアン大祭」を加えた14編を収録。賢治童話の豊饒な味わいをあますところなく披露する。(「BOOK」データベースより)
▶ ちょっと一言
世代を超えて読み継がれるファンタジーの決定版です。
美しくて幻想的な世界観にうっとり。
そして、見え隠れするメッセージ性に心揺さぶられる。
大人にも子どもにもおすすめしたい珠玉の名作です。
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ということで、今回は『夜に読みたいおすすめの小説 7選』を紹介しました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!