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【おすすめ本】『雰囲気がいい素敵なおすすめ小説10選』のご紹介

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ご覧いただきありがとうございます。

本と宴へようこそ。

管理者:宴
ところで、『割り勘の時に細かく計算することも大事だけど、時には曖昧にすること』と『雰囲気』って…大事だよね!
 

どうも、宴です。

上手く言えないのだけれど、あ、この小説、雰囲気がいい! っていう作品あるよね。今回はそんな小説を集めてみました。

 

ということで、今回は『雰囲気がいい素敵なおすすめ小説10選をご紹介させていただきます。

 

 

 

 

蛇行する川のほとり/恩田陸

あらすじ

演劇祭の舞台装置を描くため、高校美術部の先輩、香澄の家での夏合宿に誘われた毬子。憧れの香澄と芳野からの申し出に有頂天になるが、それもつかの間だった。その家ではかつて不幸な事件があった。何か秘密を共有しているようなふたりに、毬子はだんだんと疑心暗鬼になっていく。そして忘れたはずの、あの夏の記憶がよみがえる。少女時代の残酷なほどのはかなさ、美しさを克明に描き出す。(「BOOK」データベースより)

管理者:宴
蛇行する川はセーヌ川なのではないか、と疑いたくなるような雰囲気にうっとり。大人は立ち入り禁止の少女たちの少女たちによる物語。 

 

羊と鋼の森/宮下奈都

あらすじ

高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。ひたすら音と向き合い、人と向き合う外村。個性豊かな先輩たちや双子の姉妹に囲まれながら、調律の森へと深く分け入っていくー。一人の青年が成長する姿を温かく静謐な筆致で描いた感動作。(「BOOK」データベースより)

管理者:宴
今まで知らなかったけれど、調律師ってすごい技術者! ゆったりとしたテンポで流れていく、暖かくて優しい物語に感動があふれ出しちゃう。 

 

儚い羊たちの祝宴/米澤穂信

あらすじ

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。(「BOOK」データベースより)

管理者:宴
環境が生んだ甘さとちょこちょこ顔を出す狂気と不穏に陶酔。上流階級の漂う雰囲気に痺れる!
 

 

宵山万華鏡/森見登美彦

あらすじ

一風変わった友人と祇園祭に出かけた「俺」は“宵山法度違反”を犯し、屈強な男たちに捕らわれてしまう。次々と現れる異形の者たちが崇める「宵山様」とは?(「宵山金魚」)目が覚めると、また宵山の朝。男はこの繰り返しから抜け出せるのか?(「宵山迷路」)祇園祭宵山の一日を舞台に不思議な事件が交錯する。幻想と現実が入り乱れる森見ワールドの真骨頂、万華鏡のように多彩な連作短篇集。(「BOOK」データベースより)

管理者:宴
不思議でちょっと怖い祇園祭宵山を舞台にした連作短編集。森見登美彦さんが作り出す世界観に心ゆくまで酔わされてしまう。
 

 

ななつのこ/加納朋子

あらすじ

表紙に惹かれて手にした『ななつのこ』にぞっこん惚れ込んだ駒子は、ファンレターを書こうと思い立つ。わが町のトピック「スイカジュース事件」をそこはかとなく綴ったところ、意外にも作家本人から返事が。しかも、例の事件に客観的な光を当て、ものの見事に実像を浮かび上がらせる内容だったー。こうして始まった手紙の往復が、駒子の賑わしい毎日に新たな彩りを添えていく。第3回鮎川哲也賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

管理者:宴
田舎の畦道のような優しさでゆったりと流れていくノスタルジックな世界観がたまらない。ファンタジーとリアルを融合したようなアンバランスさは、お風呂でいえばちょうど良いお湯加減!
 

 

 

薬指の標本/小川洋子

あらすじ

楽譜に書かれた音、愛鳥の骨、火傷の傷跡…。人々が思い出の品々を持ち込む「標本室」で働いているわたしは、ある日標本技術士に素敵な靴をプレゼントされた。「毎日その靴をはいてほしい。とにかくずっとだ。いいね」靴はあまりにも足にぴったりで、そしてわたしは…。奇妙な、そしてあまりにもひそやかなふたりの愛。恋愛の痛みと恍惚を透明感漂う文章で描いた珠玉の二篇。(「BOOK」データベースより)

管理者:宴
いくつもの要素と技術士弟子丸の偏屈な愛が、物語を妖艶に飾る。一度はまると抜け出せない怖さと愛おしさで作られた一冊。
 

 

倒立する塔の殺人/皆川博子

あらすじ

戦時中のミッションスクールでは、少女たちの間で小説の回し書きが流行していた。蔓薔薇模様の囲みの中に『倒立する塔の殺人』とタイトルだけ記されたその美しいノートは、図書館の書架に本に紛れてひっそり置かれていた。ノートを手にした者は続きを書き継ぐ。しかし、一人の少女の死をきっかけに、物語に秘められた恐ろしい企みが明らかになり…物語と現実が絡み合う、万華鏡のように美しいミステリー。(「BOOK」データベースより)

管理者:宴
厳しい現実の中、強く気高い少女たちにうっとり。どこか幻想的な雰囲気を感じる一冊。
 

 

一人称単数/村上春樹

あらすじ

短篇小説は、ひとつの世界のたくさんの切り口だ。6年ぶりに放たれる、8作からなる短篇小説集。(「BOOK」データベースより)

管理者:宴
村上春樹さんのテーマパークのような短編集。ヤクルトスワローズ愛が微笑ましいし、品川猿というユーモアあふれる猿はかわいくて愛おしい。村上春樹さんの人間としての深みが色濃く滲む一冊。
 

 

いえ/小野寺史宜

あらすじ

社会人三年めの三上傑には、大学生の妹、若緒がいた。仲は特に良くも悪くもなく、普通。しかし最近、傑は妹のことばかり気にかけている。傑の友だちであり若緒の恋人でもある城山大河が、ドライブデート中に事故を起こしたのだ。後遺症で、若緒は左足を引きずるようになってしまった。以来、家族ぐるみの付き合いだった大河を巡って、三上家はどこかぎくしゃくしている。教員の父は大河に一定の理解を示すが、納得いかない母は突っかかり、喧嘩が絶えない。ハンデを負いながら、若緒は就活に苦戦中。家族に、友に、どう接すればいいのか。思い悩む傑は…。本屋大賞第2位『ひと』、そして『まち』に続く下町荒川青春譚、第3弾!(「BOOK」データベースより)

管理者:宴
それなりの出来事があったにもかかわらず、流れていく優しい空気感にひとたまりもなくやられる。たぶん、小野寺史宜さんはマザーテレサみたいな人なんだと思う。
 

 

いえ/小野寺史宜

あらすじ

「一月」から「十二月」まで、夫婦や恋人たちの愛と絆にひびが入る瞬間を鋭くとらえた12篇。研ぎ澄まされた感覚、洗練されたユーモアが端正な文章の行間に漂う。アイスランド出身の実力派による、珠玉の第一短篇集。“アイスランド文学賞”“O・ヘンリー賞”受賞作。(「BOOK」データベースより)

管理者:宴
思わせぶりに始まる物語たち。それを読み手が理解した瞬間、物語は畳みかけるように走り出す。行ったことがないけれどアイスランドの静謐なイメージがぴったりの一冊。
 

 

 


 


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