PON!と宴





【おすすめ本紹介】寺地 はるなさんの読んでおくべき傑作 6選

管理者:宴

どうも、こんばんは。

寺地はるなさん大好きっ子の宴です。

 

 

人生に生きづらさを感じる...

日常がしんどくて仕方がない…

そんなみなさま方に朗報があります。

ここだけの話、とにかく優しさと温かさで溢れた物語で背中を押してくれる作家さんがいるのです。

その名は寺地 はるなさん。

彼女の作品からは物語の力というものを最大限に感じることができます。

 

そんなわけで、今回は「【おすすめ本紹介】寺地 はるなさんの読んでおくべき傑作 6選」をお届けいたします。

 

  • 優しい物語が読みたい!

  • 寺地はるなさんのおすすめ作品を知りたい!

  • 背中を押してくれる小説が読みたい!

 

という方々は、ぜひともご覧くださいませ。

それでは、どうぞ。

 

 

寺地はるなさんとは?

 

寺地はるなさんとは、1977年生まれの作家さんです。

佐賀県生まれ、大阪府在住。

 

2014年に「ビオレタ」で第4回ポプラ社小説新人賞を受賞。

2020年に「夜が暗いとは限らない」で第33回山本周五郎賞候補。

同年、第38回咲くやこの花賞受賞。

2021年に「水を縫う」で第42回吉川英治文学新人賞候補、河合隼雄物語賞受賞。

2023年に「川のほとりに立つ者は」で本屋大賞9位入賞。

2023年に「わたしたちに翼はいらない」で大藪春彦賞候補。

 

<参考リンク>

 

寺地はるなさんの読んでおくべき傑作 6選

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それではお待たせしました。

寺地 はるなさんの傑作6選を紹介していきます。

優しさと温もり不足の方は、この機会にたくさん摂取してくださいね。

 

雨夜の星たち

<あらすじ>

三葉雨音は他人に感情移入できない26歳。同僚星崎くんの退職を機に、仕事を辞め移動手段のないお年寄りの病院送迎や雑用をする「しごと」をはじめる。他人に関心がないのは、相手のことをわかった気になりたくないからじゃない?文芸界の注目著者が「めんどうな人」の機微を描く!(「BOOK」データベースより)

 

僕を筆頭に空気が読めない人必読の一冊です。

 

僕は周りから「空気を読めないね」と言われすぎたあまり、常に空気を読もうと必死に生きてきたのですが、本作を読んでガツン! とぶん殴られたような気持ちになりました。

 

空気ってそうか…

よくよく考えたら読むものじゃない!

それならば、読む必要なんかないではないか!

空気をまるで読む気がない主人公・三葉 雨音の物語は、僕にそんな真理を植え付けてきました。

 

空気が読めなくてお悩みの方は、ぜひとも一読ください。

救われますよ?

 

架空の犬と嘘をつく猫

<あらすじ>

空想の世界に生きる母、愛人の元に逃げる父、その全てに反発する姉、そして思い付きで動く適当な祖父と比較的まともな祖母。そんな家の長男として生まれた山吹は、幼い頃から皆に合わせて成長してきた。だけど大人になり彼らの“嘘”がほどかれたとき、本当の家族の姿が見えてきてー?破綻した嘘をつき続けた家族の、とある素敵な物語!(「BOOK」データベースより)

 

嘘が根幹にある哀しい家族の物語です。

家族たちがどんな嘘をついたのか。

その嘘にはどれほどの哀しみが秘められているのか。

主人公・山吹の成長につれ、明かされていく家族たちの嘘には胸が絞めつけられて仕方がなくなります。

それと同時に、こんな辛くてしんどい嘘もあるんだなぁ、とやるせない気持ちにもなりました。

 

はたして、山吹と家族たちはどんな結末を迎えるのか?

最後までどうなるかわからない、けれども、とても素敵な物語でした。

 

カレーの時間

<あらすじ>

僕の祖父には、秘密があった。終戦後と現在、ふたつの時代を「カレー」がつなぐ。辛くて旨い、絶品“からうま”長編小説。(「BOOK」データベースより)

 

僕は僕は現代のお話メインで、合間に昭和(過去)のお話が混ざる小説が大好きなのですが、本作はまさにそのタイプの作品です。

 

昭和、しかも終戦後というど昭和を僕は体感していません。

それを体感できるというのが小説の素敵なところですね。

 

主人公の物語である現在、そして祖父の物語である昭和。

2つの時代が混ざり合ったまさにカレーのような時間をどうぞ、美味しくお召し上がりください。

 

どうしてわたしはあの子じゃないの

<あらすじ>

中学の同級生だった男女3人。憧れ、嫉妬、後悔…伝えられなかった言葉は、卒業前に書いた手紙に込められた。30歳の今、あの日の手紙を読むことになって―。今最注目の著者がただ一人のあなたへ贈る感動の物語。(「BOOK」データベースより)

 

個人的には寺地はるなさんの最高傑作。

「どうして僕は寺地はるなさんじゃないの」と悔しくなってしまいました。

 

未熟な青春時代に抱えていた憤懣、想い。

言葉にすれば、それはまさに「どうしてわたしはあの子じゃないの」。

中学の同級生だった男女3人の心の中が交錯していく様子は、もう青春としか言いようがないぞバカヤロー、といった具合です。

 

「どうしてわたしはあの子じゃないの?」と1度でも思ったことがある人にはおすすめの1冊です。

 

声の在りか

<あらすじ>

「こんなところにいたくない」パート帰りの希和が見つけたのは、小学四年生の息子・晴基とそっくりの筆跡で書かれた切実なメッセージだった。本人に真意を問いただすことも夫に相談することもできない希和は、晴基が勝手に出入りする民間学童『アフタースクール鐘』で働きはじめる。マイペースな経営者・要や子どもたちに振り回されながらも、希和はいつの間にか自分の考えを持たない人間になってしまっていたことに気付く。誰かからの受け売りではなく、自分の言葉を取り戻すために奮闘する女性を描いた、大人の成長小説!(「BOOK」データベースより)

 

とにかくハッとさせられた作品です。

 

自分の声は自分のものと思っていたけれど、それは本当にそうなのか?

誰かの言葉に引っ張られたものなのではないか?

じゃあ、自分が本当に思っていること、本当の声はどこにいっちゃったの?

どこにあるの?

ということに、気がつかせてくれる物語となっています。

個人的にはすごく衝撃的で、寺地 はるなさんの着眼点はすごい! と感嘆いたしました。

 

自分の声の在りかをお探しの方はぜひとも読んでみてください。

本作が自分の声を見つけられるきっかけになるかもしれませんよ。

 

川のほとりに立つ者は

<あらすじ>

新型ウイルスが広まった2020年の夏。カフェの店長を務める29歳の清瀬は、恋人の松木とすれ違いが続いていた。原因は彼の「隠し事」のせいだ。そんなある日、松木が怪我をして意識を失い、病院に運ばれたという連絡を受ける。意識の回復を待つ間、彼の部屋を訪れた清瀬は3冊のノートを見つけた。そこにあったのは、子供のような拙い文字と、無数の手紙の下書きたち。清瀬は、松木とのすれ違いの“本当の理由”を知ることになり…。正しさに消されゆく声を丁寧に紡ぎ、誰かと共に生きる痛みとその先の希望を描いた物語。(「BOOK」データベースより)

 

川のほとりに立つ者は…

者は…何なのー!?

と気になってしまう本作はミステリー風味。

川のほとりに立つ者は…に続く言葉はなんと…

それは実際に読んでお確かめください。

 

ミステリー風味と言いましたが、血生臭いものは何もなく、いつも通り優しさで溢れた作品です。

そして、大事なことを考えさせてくれます。

 

自分の当たり前と他人の当たり前は違う。

勝手に他人のことを「こうだ」と決めつけるのはよろしくない。

人と生きていくのはしんどいこともあるけれど、やっぱり最後にあるのは希望。

 

寺地 はるなさんは、本当に学校の先生よりもたくさんのことを教えてくますね。

寺地 はるな先生…いや、寺地 はるな校長って呼んでもいいですか?

 

読書といえば…

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***

 

ということで、今回は「【おすすめ本紹介】寺地 はるなさんの読んでおくべき傑作 6選」をお届けいたしました。

この記事がみなさまのお役に立てますように。

 

では本日はこの辺で。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

管理者:宴
またのお越しをお待ちしております!!
 

 


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