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【おすすめ本】お菓子をくれないといたずらしたい時だってある『10月に読んだおすすめ本10選』を紹介しよう

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管理者:宴

ご覧いただきありがとうございます。

ところで、『騙されて借金を背負った唯一無二の親友に言いたいこと』と『10月』といえば、「かそう」だよね。
 

 

どうも、宴です。

 

お金は人を変えるよ。だから親友だとしても、どうせ返ってこない、ぐらいの気持ちで貸そうね。

 

まぁ、そんなわけで、今回はハロウィンが楽しみな(人による)『10月に読んだおすすめ本10選』を紹介したいと思う。

 

 

アンブレイカブル/柳広司

あらすじ

1925年、治安維持法成立。太平洋戦争の軍靴が迫るなか、罪状捏造に走る官憲と、信念を貫く男たちとの闘いが始まった……。『蟹工船』の取材と執筆に熱中するプロレタリア文学の旗手・小林多喜二。反社会的、非国民的思想犯として特高に監視される反戦川柳作家・鶴彬(つる・あきら)。同業他社の知人たちに不可思議な失踪が続き、怯える編集者・和田喜太郎。不遇にありながら、天才的な論考を発表し続ける、稀代の哲学者・三木清。法の贄(にえ)となりながら、男たちは己の信念を貫いた。

 

戦前、戦時中の不敬罪地獄。自由を奪われた人間たちの闘いと苦汁。それに驚きのサプライズで対抗するのは、筆者が放つ色とりどりのエンターテイメント。暗澹とした理不尽な時代に身を引き裂かれそうにもなるけれど、重く濃厚な物語に心を掴まれ、全然離してくれない。

 

管理者:宴
こんな時代もあったのね。 

 

ヒポクラテスの悔恨/中山七里

あらすじ

斯界の権威・浦和医大法医学教室の光崎藤次郎教授がテレビ番組に出演した。日本の司法解剖の問題点を厳しく指摘し、「世の中の問題の九割はカネで解決できる」と言い放つ。翌朝、放送局のホームページに『親愛なる光崎教授殿』で始まる奇妙な書き込みが。それは、自然死に見せかけた殺人の犯行予告だった。早速、埼玉県警捜査一課の古手川刑事とともに管内の異状死体を調べることになった助教の栂野真琴は、メスを握る光崎がこれまでにない言動を見せたことに驚く。光崎は犯人を知っているのか!?やがて浮かび上がる哀しき〝過ち〟とは……?死者の声なき声を聞く法医学ミステリー「ヒポクラテス」シリーズ慟哭の第四弾!

 
白状しよう。僕はシリーズものと知らず、ああ、この作者知っているし読んでみよう、で、読んでみたらシリーズ第四弾。しまった! と悔恨の念にかられたけれど、問題なく読めたので安心である。日本の司法解剖のシステムの裏側に驚き、死者が教えてくれる事件の真実にハラハラ。そして、法医学って大変なのね、と考えさせられる一冊だ。
 
管理者:宴
死者の声をきくミステリー。
 

 

声の在りか/寺地はるな

あらすじ

「こんなところにいたくない」パート帰りの希和が見つけたのは、小学四年生の息子・晴基とそっくりの筆跡で書かれた切実なメッセージだった。本人に真意を問いただすことも夫に相談することもできない希和は、晴基が勝手に出入りする民間学童『アフタースクール鐘』で働きはじめる。マイペースな経営者・要や子どもたちに振り回されながらも、希和はいつの間にか自分の考えを持たない人間になってしまっていたことに気付く。周囲から求められるものでも、誰かからの受け売りでもない、自分自身の言葉を取り戻すためにひとりの女性が奮闘する、大人の成長小説!

 
自分の言葉だと思っていたら、実は他人の言葉だった。無意識のパクリ社会に鞭を打つのは、思考停止人間であった主婦の希和。『アフタースクール鐘』で出会った要や子どもたちと接し、自分の言葉を探し求める奮闘ぶりには胸が熱くなった。考えること、自分の言葉を発することの大切さを、本作は教えてくれる。

 

管理者:宴
声の在りか、忘れてない? 

 

アンマ―とぼくら/有川ひろ

あらすじ

母の予定に付き合う約束で沖縄に里帰りしたリョウ。実の母は子供の頃に亡くなり、再婚してリョウを連れ沖縄に移り住んだ父ももういない。休暇は三日。家族の思い出の場所をめぐるうち、リョウは不思議な感覚にとらわれる。この三日が、恐らくタイムリミット。三日目が終わったら…終わったら、どうなる?

 
沖縄巡りの途中で入り混じる現在と過去。それはリョウたち家族の絆を固めに結び付ける沖縄の粋な計らい。一体今どの時間軸にいるのか。絶妙な違和感と感覚を、筆者は全て沖縄のせいにして、本作に詰め込んだ。ぎゅうぎゅうに詰め込まれた沖縄と家族は素敵だけれど、めちゃくちゃ切ない。

 

管理者:宴
アンマ―! 

 

緊急事態下の物語/金原ひとみ/真藤順丈/東山彰良/尾崎世界観/瀬戸夏子

あらすじ

濃厚接触、反ユートピア、ゾンビと猫、ライブカメラ、臆病なテロリスト…。2020→20XX、コロナ禍を生きるための、最前線の作家たちが贈る、もうひとつのパンデミック。

 

コロナ禍、というよりは緊急事態下をテーマにした物語たち。コロナに関した作品もあれば、架空の感染症であったり、緊急事態だとは思うのだけれど、どういう状況? と訝しむ作品も。作家さんの発想とはどうなっているのか、恐れ入る。コロナ禍の今だからこそ余計に響く一冊だ。

 

管理者:宴
苦しい嘘の連鎖。
 

 

 

あなたには帰る家がある/山本文緒

あらすじ

家を建て直そうか。新しい書斎、広い台所。そうすれば家族はもっと幸福になるに違いない。学校教師の茄子田太郎は、住宅展示場で営業マン・秀明と出会う。一方、秀明の妻・真弓ががむしゃらに手に入れた家庭は、天国ではなかった。子供は好きだけど、もし自分が夫と同じくらい稼げたら?“たまには憂さ晴らしをする権利”だってほしい。そうだ、働こう。二組の家族の、運命の歯車が動き出す!家族の幸福を問う、極上小説。

 

人は幸せになるために結婚をするし、家族を作る。けれども、思い描いた幸せがそこになかったのならば。そして、家族が幸せの足かせとなっていたならば。幸せにヒビが入ってしまった二組の家族は、交差しつつ破綻へと向かう。何がいけなかったのか、誰がダメだったのか。すれ違う想いはサスペンスのように尖り、幸せというものを問う。

 

管理者:宴
家族について考えさせられたよ。 

 

黒牢城/米澤穂信

あらすじ

本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の到達点。『満願』『王とサーカス』の著者が挑む戦国×ミステリの新王道。

 

有岡城を舞台にした物語はただただ血なまぐさいミステリというだけではない。当時の切迫した状況と人生観が交錯した歴史ロマンでもある。そんなロマンの立役者が二人いる。どんな状況であろうとも戦い抜く軍師の鏡である黒田官兵衛。場内でおこる事件に四苦八苦する荒木村重。二人が鍵となる歴史ミステリは、歴史の一片に残る戦いとなることだろう。

 

管理者:宴
まさかの歴史ミステリ。 

 

秋期限定栗きんとん事件/米澤穂信

あらすじ

あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていなかったのだ。―それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい…シリーズ第三弾。

 

シリーズ第三弾は今まで以上にスリリングで謎めいていて、小市民にとってはエッジのきいた展開が待ち受けていた。青春を謳歌する小鳩君に違和感を抱き、いつ爆発してもおかしくない爆弾のような小佐内さんにハラハラし、事件は予想外の方向へと向かっていく。そして、確信を抱く。この二人、小市民向いていないな、と。

 
管理者:宴
小市民も大変だぁ。 

 

夢をかなえるゾウ2/水野敬也

あらすじ

「お金」と「幸せ」の関係、ごっついの教えたろか。

 

啓発本のような小説。夢見る人間にガネーシャが課題を与えていくのだけれど、今作での相方はお笑い芸人ということで、前作よりもお笑い度がアップ。かつ具体的な目標が設定されていることもあり、物語としても存分に楽しむことができる。さらには心ときめく展開も用意されており、僕はもう満腹である。

 

管理者:宴
実行可能な課題付きだよ。
 

 

火定/澤田瞳子

あらすじ

藤原氏が設立した施薬院の仕事に、嫌気が差していた若き官人・蜂田名代だったが、高熱が続いた後、突如熱が下がる不思議な病が次々と発生。それこそが、都を阿鼻叫喚の事態へと陥らせる“疫神(天然痘)”の前兆であった。我が身を顧みず、治療に当たる医師たち。しかし混乱に乗じて、お札を民に売りつける者も現われて…。第一五八回直木賞にもノミネートされた、「天平のパンデミック」を舞台に人間の業を描き切った傑作長編。直木賞&吉川英治文学新人賞ダブルノミネート作品。

 
いつの時代も人々は見えない恐怖に脅える。医療もメディアも発達していない時代に襲い掛かる天然痘の恐怖によって、人々は狂い、惑う。そんな中で立ち向かう医師たちは果敢だ。命の重さを認識しているのだろう。改めて医療従事者の熱意とありがたさが心に染み入る。
 
管理者:宴

感染症怖い。

 

 

 


 


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