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本と宴へようこそ。
どうも、宴です。
お金は人を変えるよ。だから親友だとしても、どうせ返ってこない、ぐらいの気持ちで、かそう。
ということで、今回は『2021年10月に読んだおすすめ本10選』をご紹介させていただきます。
- アンブレイカブル/柳広司
- ヒポクラテスの悔恨/中山七里
- 声の在りか/寺地はるな
- アンマ―とぼくら/有川ひろ
- 緊急事態下の物語/金原ひとみ/真藤順丈/東山彰良/尾崎世界観/瀬戸夏子
- あなたには帰る家がある/山本文緒
- 黒牢城/米澤穂信
- 秋期限定栗きんとん事件/米澤穂信
- 夢をかなえるゾウ2/水野敬也
- 火定/澤田瞳子
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アンブレイカブル/柳広司
1925年、治安維持法成立。太平洋戦争の軍靴が迫るなか、罪状捏造に走る官憲と、信念を貫く男たちとの闘いが始まった……。『蟹工船』の取材と執筆に熱中するプロレタリア文学の旗手・小林多喜二。反社会的、非国民的思想犯として特高に監視される反戦川柳作家・鶴彬(つる・あきら)。同業他社の知人たちに不可思議な失踪が続き、怯える編集者・和田喜太郎。不遇にありながら、天才的な論考を発表し続ける、稀代の哲学者・三木清。法の贄(にえ)となりながら、男たちは己の信念を貫いた。
ヒポクラテスの悔恨/中山七里
斯界の権威・浦和医大法医学教室の光崎藤次郎教授がテレビ番組に出演した。日本の司法解剖の問題点を厳しく指摘し、「世の中の問題の九割はカネで解決できる」と言い放つ。翌朝、放送局のホームページに『親愛なる光崎教授殿』で始まる奇妙な書き込みが。それは、自然死に見せかけた殺人の犯行予告だった。早速、埼玉県警捜査一課の古手川刑事とともに管内の異状死体を調べることになった助教の栂野真琴は、メスを握る光崎がこれまでにない言動を見せたことに驚く。光崎は犯人を知っているのか!?やがて浮かび上がる哀しき〝過ち〟とは……?死者の声なき声を聞く法医学ミステリー「ヒポクラテス」シリーズ慟哭の第四弾!
声の在りか/寺地はるな
「こんなところにいたくない」パート帰りの希和が見つけたのは、小学四年生の息子・晴基とそっくりの筆跡で書かれた切実なメッセージだった。本人に真意を問いただすことも夫に相談することもできない希和は、晴基が勝手に出入りする民間学童『アフタースクール鐘』で働きはじめる。マイペースな経営者・要や子どもたちに振り回されながらも、希和はいつの間にか自分の考えを持たない人間になってしまっていたことに気付く。周囲から求められるものでも、誰かからの受け売りでもない、自分自身の言葉を取り戻すためにひとりの女性が奮闘する、大人の成長小説!
アンマ―とぼくら/有川ひろ
母の予定に付き合う約束で沖縄に里帰りしたリョウ。実の母は子供の頃に亡くなり、再婚してリョウを連れ沖縄に移り住んだ父ももういない。休暇は三日。家族の思い出の場所をめぐるうち、リョウは不思議な感覚にとらわれる。この三日が、恐らくタイムリミット。三日目が終わったら…終わったら、どうなる?
緊急事態下の物語/金原ひとみ/真藤順丈/東山彰良/尾崎世界観/瀬戸夏子
濃厚接触、反ユートピア、ゾンビと猫、ライブカメラ、臆病なテロリスト…。2020→20XX、コロナ禍を生きるための、最前線の作家たちが贈る、もうひとつのパンデミック。
あなたには帰る家がある/山本文緒
家を建て直そうか。新しい書斎、広い台所。そうすれば家族はもっと幸福になるに違いない。学校教師の茄子田太郎は、住宅展示場で営業マン・秀明と出会う。一方、秀明の妻・真弓ががむしゃらに手に入れた家庭は、天国ではなかった。子供は好きだけど、もし自分が夫と同じくらい稼げたら?“たまには憂さ晴らしをする権利”だってほしい。そうだ、働こう。二組の家族の、運命の歯車が動き出す!家族の幸福を問う、極上小説。
黒牢城/米澤穂信
本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の到達点。『満願』『王とサーカス』の著者が挑む戦国×ミステリの新王道。
秋期限定栗きんとん事件/米澤穂信
あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていなかったのだ。―それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい…シリーズ第三弾。
夢をかなえるゾウ2/水野敬也
「お金」と「幸せ」の関係、ごっついの教えたろか。
火定/澤田瞳子
藤原氏が設立した施薬院の仕事に、嫌気が差していた若き官人・蜂田名代だったが、高熱が続いた後、突如熱が下がる不思議な病が次々と発生。それこそが、都を阿鼻叫喚の事態へと陥らせる“疫神(天然痘)”の前兆であった。我が身を顧みず、治療に当たる医師たち。しかし混乱に乗じて、お札を民に売りつける者も現われて…。第一五八回直木賞にもノミネートされた、「天平のパンデミック」を舞台に人間の業を描き切った傑作長編。直木賞&吉川英治文学新人賞ダブルノミネート作品。
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