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【ネタバレなし】沖縄の粋な計らい|有川ひろさん『アンマーとぼくら』 書評・感想文と心に残った言葉・名言

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ご覧いただきありがとうございます。

本と宴へようこそ。

管理者:宴
ところで、『料理をしていてちょっとだけ塩が足りない、でも少しでも入れすぎるとまずい時』と『沖縄』って…ちょっちゅね!
 

どうも、宴です。

僕は沖縄に行ったことがないのですが、海が綺麗で夏のバカンスっていうイメージがありました。でも、今から紹介する作品は、そういう沖縄のイメージを覆すかもしれません。

 

ということで、今回は有川ひろさんの『アンマーとぼくら』をご紹介させていただきます。

 

 

 

 

アンマーとぼくら/有川ひろ

あらすじ

母の予定に付き合う約束で沖縄に里帰りしたリョウ。実の母は子供の頃に亡くなり、再婚してリョウを連れ沖縄に移り住んだ父ももういない。休暇は三日。家族の思い出の場所をめぐるうち、リョウは不思議な感覚にとらわれる。この三日が、恐らくタイムリミット。三日目が終わったら…終わったら、どうなる?(「BOOK」データベースより)

家族度 10/10点
ドキドキ /10点
感動 /10点
切なさ /10点
読みやすさ /10点
総評 /10点

 

書評・感想文

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違和感

本作『アンマーとぼくら』は母と息子の沖縄巡り記…かと思えば、どこか様子がおかしいのです。一体何がどうなっているのでしょう?

 

そんな違和感に不安を感じつつも、何が起きるのかわからないワクワクと共に三日間という限られた時間はあっという間に過ぎていったのです。

 

入り混じる現在と過去

それにしても沖縄は素晴らしいところです。何より神秘的。本作では有名な観光名所にも行ったりしますが、知らなかった穴場も登場し、沖縄の神秘性、そして、とにかく沖縄に行きたい欲が最大限に高められます。

 

そんな沖縄巡りの中で、入り混じる現在と過去の家族の思い出の描写は秀逸です。一体今どの時間軸にいるのか。不思議な感覚にとらわれつつも、彼ら家族の想いに胸をつかれまくります。

 

粋な沖縄

父は父らしく。子どもは子どもらしく。家族としてはそうあるべきなのが普通かもしれません。でも、普通とは何なのでしょう。家族の形はこれが正解です、といった模範解答なんかないのです。だから、きっと普通じゃなくてもいいのです。愛さえあれば。

 

沖縄はとある家族と僕に何より大切で、素敵な三日間をくれたのでした。沖縄は本当に粋なやつです。

 

 

心に残った言葉・名言

だから、ポーポーって何だよ。チンビンって。ウタキって。

結局、何なんだよ。

ぼくの知らない言葉がぼくを陥れる。

管理者:宴
知ってる言葉でしゃべってよ! 

 

宝物みたいにキラキラした人と結婚して、宝物があるのが当たり前になっちゃったんですよ。それで、宝物がただの石ころに見える呪いにかかっちゃったんですよ。

管理者:宴
呪われてることに気づいてもいないのだろうね。 

 

「神様にお金なんかあげても意味ないのにねぇ」

管理者:宴
コメントを差し控えさせていただきます! 

 

「女性の別腹は実在することが科学的に証明されてるってテレビで観たわ。満腹しててもおやつを見ると、胃の中身が動いて隙間を作るんですって」

管理者:宴
うらやましい! 

 

「同情がほしくないときもある。相手が嫌がる厚意だったら、それも暴力だ」

管理者:宴
厚意と暴力は紙一重。 

 

有川ひろさんの他作品

 

最後に

管理者:宴
今回は有川ひろさんの『アンマーとぼくら』を紹介してきました。
 

沖縄へ行きたい人、家族が大好きな人、『ポーポー』『チンビン』『ウタキ』って言葉を知っている人にはおすすめだから、ぜひ読んでみてね。

 

それでは本日はこのへんで。

ご覧いただきありがとうございました。

管理者:宴
またのお越しをお待ちしております。