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【ネタバレなし】町田康さん『男の愛』 書評・感想文と心に残った言葉・名言|清水次郎長の生き様ときどきBL

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本と宴へようこそ。

管理者:宴
ところで、『目玉焼きにかける調味料がソース派か醤油派かの議論』と『男』って…しょうもないよね!
 

どうも、目玉焼きにかける調味料はマヨネーズ派の宴です。

男ってしょうもないですが、そこが素敵なところでもあります。それは時代が違っていても変わらない永遠のしょうもなさなのです。ここにまた素敵な男(ときどきBL)の物語があります。

 

ということで、今回は町田康さんの『男の愛』をご紹介させていただきます。

 

 

 

 

男の愛/町田康

あらすじ

清水次郎長、やくざデビュー。海道一の親分、清水次郎長の恋と生涯。(「BOOK」データベースより)

ユーモア 10/10点
ドキドキ /10点
感動 /10点
切なさ /10点
読みやすさ /10点
総評 /10点

 

書評・感想文

時代小説入門編

皆様、時代小説読んでいますか? ええ、わかります。時代小説って好きな人は好きだけれど、嫌煙されがちなジャンルではありますものね。読まない人はほとんど触れることのない世界なことでしょう。

 

ではこの機会にどうですか? と入門編としておすすめしたいのが本作『男の愛』。誰もが名前ぐらいはどこかで聞いたことのあるであろう清水次郎長さん。彼が伝説の任侠になるまでの軌跡が描かれた愉快な傑作でございます。

 

伝説の任侠

清水次郎長さんは生まれた時からヤクザだったわけでも、スラム街のような荒んだ暮らしをしていたわけでもありませんでした。そんな人間がなぜヤクザへの道を走り出したのか。少しずつ見えてくる清水次郎長さんの人生の葛藤の切なさは胸を突いてくるものがあります。

 

ただ本作の本当のおもしろさは、そこではなく、切なさって何だっけ? とすっとぼけてしまうぐらいの愉快さなのです。

 

町田康さんは今までにも、物語の概念をぶち壊そうと張り切っているかのような小説を書かれてきました。なので、愉快ではない、という可能性は万に一つもないのですが、今作はちょっと抑えめ。清水次郎長さんの人生をくっきりと描くためには、絶妙な愉快さになっております。

 

ときどきBL

時代小説が苦手だったり、嫌煙している方も本作ならば、おもしろおかしく読むことができることでしょう。また、時代小説の入門編にいいと書きましたが、町田康さん作品の入門編としても入りやすい一冊でもあります。

 

ぜひこの機会に町田康さんの世界観(ときどきBL)にお越しくださいませ。

 

 

心に残った言葉・名言

「旦那さんが商いで旅に出て留守の夜は決まって、チャラチャラ、という音がする」

管理者:宴
チャラチャラって…奥様は何をしてるんだろう? 

 

ただ我慢してなにもしないまま虚しさを抱えて生きて死ぬより、その瞬間瞬間、やりたいことをやって快活に生きた方がいいに決まってる

管理者:宴
人間に生まれたからにはね! 

 

町田康さんの他作品

 

 

最後に

管理者:宴
今回は町田康さんの『男の愛』を紹介してきました。
 

時代小説を読んでみたい人、愉快な小説を読みたい人、BLを読みたいけど、がっつりはちょっと…ときどきぐらいがいい! という人にはおすすめなので、ぜひ読んでみてね!

 

それでは本日はこのへんで。

ご覧いただきありがとうございました。

管理者:宴
またのお越しをお待ちしております。