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【ネタバレなし】不思議な読書体験|柴田元幸さん『バレンタイン』 書評・感想文と心に残った言葉・名言

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ご覧いただきありがとうございます。

本と宴へようこそ。

管理者:宴
ところで、『街中を歩いていて、ふと見上げた歩道橋にいる道路を見下ろしている虚ろな目をした人』と『バレンタイン』って…ドキドキするよね!
 

どうも、宴です。

歩道橋に虚ろな目をしている人…大丈夫かな、ドキドキしちゃう。それぐらいバレンタインもドキドキするよね。あと、ホワイトデーも。

 

ということで、今回は柴田元幸さんの『バレンタイン』をご紹介させていただきます。

 

 

 

 

バレンタイン/柴田元幸

あらすじ

柴田元幸、初の小説集。「参ったな、あれは僕じゃないか、と君は思う。間違いない、あれはかつての君だった子供だ」-ふっと開く異次元の扉。(「BOOK」データベースより)

幽霊 /10点
ドキドキ /10点
感動 /10点
切なさ /10点
読みやすさ /10点
総評 /10点

 

書評・感想文

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不思議な体験

小説を読み始めてから不思議な体験をすることが多くなりました。いわゆる『読書体験』というやつです。心霊現象にあうようになった、とかいう不思議ちゃん体験ではございません。本の世界に入り込み、うわぁ! となるアレです。これが僕の語彙力の限界です。

 

そんな話を本を読まない他人に言うと「大丈夫?」という返答が高確率で返ってきますが、そこは何も言わずにほっておいてください。

 

あら、こんなのはじめて

で、今まで多くの小説を読んできましたが、「あら、こんなのはじめて」という感覚に陥ることが未だにあります。本作『バレンタイン』の読書体験も、「あら、こんなのはじめて」という感覚に襲われました。この世にいながらも、この世ではないようなどこか遠い場所にいるような不思議な感覚。現実なのか、幻覚なのか、とても曖昧な世界へと誘われます。

 

これはなぜなのでしょう。やけに幽霊が出てくるからでしょうか。それともエッセイなのか、小説なのか、限りなく曖昧な場所が描かれているからでしょうか。

 

自由な世界

いい意味で曖昧な世界観は、幽体離脱した経験はございませんが、するのであればこんな感覚なのかもしれないと思えるようなふわふわした浮遊感に包まれて、何だか気持ちよくなってしまいます。変なキノコは食べていません。バレンタインからはじまりホワイトデーで終わる短編集を読んだだけです。

 

そして、小説とはなんて自由な世界なんだ、と再認識させられました。小説にできないことなんて何一つないのかもしれませんね。この感覚、ぜひご賞味ください。

 

 

心に残った言葉・名言

ヤクザと正義が結びつけばこれはもう鬼に金棒。

管理者:宴
これぞ真の極道。
 

 

マスターひょっとして、幽霊やったりしてません?

管理者:宴
あ、バレました?
 

 

「もう人類を救うのはやめたよ。教えてくれないか、人類がゾウリムシ以上に救うべき存在であるべき根拠がひとつでもあるだろうか?」

管理者:宴
どちらも救ってくださいませんか…?
 

 

柴田元幸さんの他作品

 

 

最後に

管理者:宴
今回は柴田元幸さんの『バレンタイン』を紹介してきました。
 

不思議な物語が好きな人、変わった読書体験をしてみたい人、自分幽霊だよーって人にはおすすめだから、ぜひ読んでみてね。

 

それでは本日はこのへんで。

ご覧いただきありがとうございました。

管理者:宴
またのお越しをお待ちしております。